NC旋盤・マシニングセンタの仕事を早く覚える9つのコツ

機械の操作や加工作業を覚えるのって苦労しますよね。

私も職業訓練からスタートしたとはいえ、未経験の状態から中途入社で機械をさわりはじめたため、はじめの頃は覚えるのに苦労しました。

様々な失敗を経験し、その上で現在ではある程度NC旋盤の仕事を身に着けた私が、NC旋盤やマシニングセンタ等機械加工の仕事を早く覚えるコツを教えます!

なお私は少量多品種ものを主に加工する町工場で働いていますのでその経験をもとに書いた記事になります。数物屋さん等は、同じNC旋盤を使うにしてもまた違った力が必要になってくる可能性がありますので、その点ご了承ください。

とにかく数をこなす

一番の近道はコレです。

特別NC旋盤に向いていない人を除いて、NC旋盤の仕事は基本的なものであれば慣れれば誰でもできるようになります

車の運転と同じように捉えて頂いても良いくらいです。

そのため上手くなるにはとにかく数をこなしましょう

もちろん作業に対する意識のしかたや要領の良さなどで上達スピードに個人差はありますので、その他に意識するべきことついては後述しますね。

ただ特別向いていない方は、できるようにならないとは言いませんが別の仕事をしたほうが能力が活かせると思います。

過去に向き不向きについてや、覚えられずに辞めていった新人の記事を書いていますので、参考にしてください。

指導者となるべく同じようにやる

会社でサラリーマンとして未経験から機械オペレータをやる以上は、いかに常識はずれなやりかたであってもはじめのうちは指導者のやり方に沿って機械を使っていく必要があります

そのためまずは指導者と同じように作業できる状態を目指しましょう

指導者に聞きにくかったり、自分のやり方でやってみたいという気持ちが先行するなどの理由で一人前にならないうちに我流で作業をしてしまうとなかなかうまく行きません

上達が遅くなるばかりか指導者の反感を買ってしまう可能性があります。

自分のやり方でやりたい場合は指導者に確認をとってからやる、もしくは一人前近づくまで指導者のやり方でやるということが上達への近道かと思います。

ですが、指導者自身も経験が少ない場合もあるでしょう。そういった場合は必ずしも指導者の真似をするのが上達への近道ということも言い切れません。

具体的には短期間で指導者を超える結果を出せる自信があるなら別ということです。

とはいえ、NC旋盤が覚えられないと感じている方はこのような状況は少ないと思いますので、まずは指導者のコピーを目指すことを意識しましょう!

例え怒られようとわかるまで聞く

機械加工業界は職人仕事ですので、難しい気質の人が多いですよね。

指導者がそういった人の場合、怒られるのが怖くて質問するのも気が引けるということが起こりがちです。

ですが、たとえ同じことを質問していくら怒られようと、分からないことがあれば分かるまで食い下がって質問することが自分の上達への近道です。

理由を理解した上で作業する

指導者に指示を受けたことを理由がわからずやってしまうこと、はじめのうちはありがちですよね。

簡単な例で言うと、NC旋盤のワーク取替の際「切粉を完璧にきれいに除去してからワークを掴む」指示を受けるかと思いますが、それにも理由がありますよね。

列挙すると・・・

・製品に傷がついてしまう

・切粉の噛み込みにより寸法精度や幾何精度が悪化する

・生爪に傷がついてしまい、後に加工する製品にも傷がついてしまう可能性がある

・傷ついた爪では芯が出ないため爪を再成形する手間が発生してしまう

切粉の掃除一つをとっても様々な理由があります。

基本的にベテランの作業には全ての動きに理由があります

理由がわからない状態で作業をすることは、肝要なところを見過ごしていたり、逆に不要なところに時間をかけすぎてしまったりとちぐはぐな作業をする原因になります

また、理由を理解していれば指導者に言われたことも忘れにくいです。

なるべくその作業をやっている理由を理解することを意識し、もし理由が曖昧なまま行っている作業があれば、初心者のうちにしっかり明らかにしておくと良いです。

自分で考えた上で質問する

わからないことがあったら指導者に聞く。たしかにそれが一番の近道なのですが、ただ疑問に思ったことをその都度聞くだけではすぐに忘れてしまいます。

忘れないようにするコツは、質問する前にまずは自分の頭で考えること。

受験勉強と同じです。

例えば大学入試の高校数学なんて初見では無理な問題ばかりですが、はじめに自分の頭でどうやって解くのか考えた上で解説を読むことで記憶に残りますよね。

これは私の経験からのことですが、知識として暗記するのではなく、答えを知った際に「なるほど、そういう発想があるのか」とひらめく感覚を残すことで記憶に残りやすくなります

難しいことでも、まずは自分で考えてみる癖をつけましょう

同じ失敗を重ねない工夫をする

同じ失敗を繰り返すのは普通のことです。

私も何度も失敗を経験し、同じような失敗を繰り返したことも数え切れないほどあります^^;

下の記事にプライドを捨てて一年目にやってしまった失敗を全て書いていますが、これだけやらかしていても今では一人前に旋盤工をやれています

大切なのは、同じミスを繰り返さないような工夫をすることです。

ミスをしてしまったときは「今後は気をつけよう」と思うのですが、次に同じ局面になったときに忘れており、ミスを繰り返してしまった経験は誰にでもあると思います。

それを防ぐために、私はチェックシートを作って指差し確認をしていました。

「ノーズR補正入力、公差箇所に工具摩耗補正を入力、爪のボルト締めチェック、心押台にぶつからない設定・・・」など忘れがちなことを紙に書き並べておき、作業前に指差し確認で一つずつ確認していきます。

私はこれでだいぶミスを減らすことができました。

現在はもうそういった基礎的なミスはなくなったためチェックシートは使っていませんが、このような工夫でミスは減らすことができると思います。

手打ちの場合プログラムの練習を寝る前に。

NC旋盤は、対話であれば1週間もあれば基本的なプログラムの組み方は覚えられてしまいます

そのため対話のプログラムであれば問題ないのですが、手打ちでプログラミングをしている会社はプログラムを速く打ち込む練習が必須です。

これで作業スピードが大きく変わってきます。

そもそも少なくともオークマの機械では手打ちより対話の方が間違いなく速いのですが、会社の他の人が手打ちを使っている以上対話を使うわけにはいきませんからね。

(NC旋盤プログラミングで手打ちより対話のほうがおすすめな理由はこちら↓)

話がそれましたが、手打ちプログラミングを速くする簡単な方法は家で練習することです。

プログラミングは、家で練習できる数少ない機械操作の一つです。

私はマシニングセンタのプログラムは手打ちで行っているのですが(対話に対応していない古い機械です)。

やはり初めはプログラミングが遅く、自然に打てるようになるまで苦労しました。

プログラミングを速く覚えるために、基本的な図面を見て3ヶ月間ほど毎晩寝る前に基本のプログラムを組んでペンで紙に書く練習をしました

しばらく続けていると、ペンを全く止めずに、プログラムの全ての数字まで丸暗記して書けるようになります。

そこまでいくと体がプログラムの順番を覚えてしまい、別の製品のプログラムを組む際も自分でも驚くほどスムーズに組めるようになります。

それでもベテランと比較すればまだまだですので日々修行が必要なのは言うまでもありませんが・・・。

とにかく手打ちプログラミングの練習は家でできる数少ないことの一つです。

慣れれば毎晩5分だけで練習できるようになりますので、手打ちプログラミングがまだおぼつかない方はやるようにしたほうが良いです。

探しやすいノートを作る

習ったことはメモにとるというのは仕事を覚える上での基本ですよね。

ですが、メモしたことを活用したいときに、どこに書いてあるかわからなくなった経験はないでしょうか?

NC旋盤は、切削条件や工具のことなどメモに頼れるところが多いです。

メモったことをすぐに探せるように工夫することで、大きくメモの有用性が上がりますのでこれから言うことを是非実践してみてください!

ルーズリーフノートにインデックスをつけて使う

仕事中は持ち歩きやすい大きさのメモに走り書きで構いません。

そして家に帰ったら、そのメモをカテゴリごとに分けてルーズリーフノートに書き写しましょう

カテゴリごとに分けるのに活用できるのがインデックスです。

例えば「工具、切削条件、チップ・・・」のように、インデックスでカテゴリを分けておきます。

そしてそのカテゴリごとにメモの内容をまとめておけば、作業中に必要になったときにすぐにそのメモを探すことできます

カテゴリの入れ替えや、カテゴリ内のページ数を自由に調節できるのがルーズリーフのメリットです。

ぜひ参考にしていただいたいて活用してみてください(^^

職場環境が悪いなら転職も視野に

冒頭に述べたように、特別向いていない人を除いてNC旋盤はほぼ全員できるようになると言っても良い仕事です。

ですが職人仕事なので、100%極めきるということは一生できません。

それが面白いところで、試行錯誤して難しい仕事がうまくいったときは本当に達成感があり、やりがいがあっておすすめできる仕事です(^^

もしあなたが苦労しているのだとしたら、職場環境が悪いせいもあるかもしれません。

NC旋盤の仕事は現在人手不足の傾向にあり、コロナ禍でライバルが少ない今、職場環境を変えるチャンスです。

実は製造業は転職サイトを選べば意外と簡単に大手企業に就職することができてしまいます

私も転職時に活用したメイテックネクストではものづくり系職種に絞られる分、企業規模問わず好条件の非公開求人が多いため、この転職支援サイトを活用するのがおすすめです。

サイト自体の知名度がそれほど高くなく、電話面談が必須ということから良い条件の求人の倍率が低いのが特徴で、穴場の転職支援サイトですので、是非活用してみてください(^^



町工場にこそ必要な管理ソフト「エムネットくらうど」

明日納期だからと製品を検品したら、「
やばい、焼入れ持っていくの忘れてた!!
結局間に合わなくてお客さんに迷惑をかけた。
急ぎの図面、事務処理をしてから現場におろしたら「今更図面を渡されても困る。もっと早く渡してくださいよ!」と現場からの声。 現場の立場にいる私ですが、このどちらも経験があります。
こんなトラブルを解決する管理システムを紹介させてください。 このシステムなら、焼入れ研磨などの工程管理は一目瞭然ですし、図面はバーコードを貼るだけですぐに現場におろせます
それを町工場でも導入しやすい低価格で実現できるのがエムネットくらうどです。
日本ツクリダス(株)のソフトで、社長ともやり取りをしましたが信頼できる会社さんです
自信を持っておすすめしますので、気になった方はこちらのバナーから金額などの詳細をご確認ください!
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こんな加工がNC旋盤でできる!!

キー溝、六角穴、トルクス、ギヤ…こんな加工が、動画のようにNC旋盤で簡単にできるってご存知でしたか?
これは「ブローチング」と呼ばれる加工方法で、使われているのはドイツ・HORN(ホーン)社の工具です。
HORN社は溝入れに特化した高剛性工具のメーカーとして海外で広く知られており、ブローチング工具以外にも多くの工具を揃えています。
溝入れに関しての困りごとなら何でも解決できると思えるほどのラインナップですので、気になる方はぜひカタログをご覧ください。
ノーリスクで工具を試してから購入できる「有償サンプル」というサービスも実施中です!
また、私が特におすすめする工具をこちらの記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください(^^

インプラス社のエンドミル、この性能で安すぎる・・・。

こちらの動画、被削材はS50Cです。アルミじゃありません。もちろん倍速再生でもありません。
ものすごい性能のエンドミルですよね。
これだけの性能を持ったエンドミルですが、おそらくあなたがいつも使っているものより安いです。
使われているのはインプラス社の「FUZINE」。高コスパでキカイネットおすすめNo.1のエンドミルです。
高精度なのはもちろんのこと、根もとに近づくほど溝が浅くなる変則芯厚で剛性を高めた上、不等リード採用でびびりにくく、ドリルのように垂直の穴あけも可能な高性能エンドミルです。
コーティングも、動画で使われている"Ocean Blue"やSUS304も難なく削れる"HIBRID"をはじめとした3種類から選べます。
価格が気になった方はこちらのバナーからインプラス社のカタログをご覧ください!きっとその安さに驚くと思います

インプラスカタログ

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インプラスカタログ
NC・汎用旋盤技術
キカイネット

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