5軸での金型加工の様子
DMG森の5軸金型加工で、被削材はSCM440です。
総加工時間は508時間。
こんな複雑な形状をここまできれいに加工できるのはすごいですね。
金型加工に使われる工具
アルミならわかりますが、SCM440でこんな細い工具でこれほどの大きいワークを180時間かけて仕上げていくとなると、仕上げ加工用の工具がいくらあっても足りなさそうに感じます。
ですが実際に使われているのは11本の工具と27本の予備工具だけ。
実際にどんな工具が使われているか気になったので調べてみました。
もちろん全く同じものではありませんが、例えばこちらは日進工具のテーパーボールエンドミル。
R0.5mmのものなんかも5軸加工では普通に使われます。
中にはHRC70も削れるほど硬いボールエンドミルもあるようで、耐摩耗性に優れたものが数多くラインナップされています。
それだけの硬さがあれば摩耗もかなり抑えられると思いますので、冒頭の動画のような長時間加工でも少ない予備工具で加工することができるんですね。
5軸加工で金型を加工するメリットをわかりやすく解説しています
DMG森のHPで見つけたのですが、5軸加工で金型を削るメリットを解説した動画がありました。
かなり分かりやすい解説になっていますので、気になった方は見てみてください!
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