【MECT2023】展示会の見どころと詳細情報を解説!

MECT(メカトロテックジャパン)は、ニュースダイジェスト社が主催する日本で2番目の規模の工作機械の展示会です。略して「メクト」ですとか「メカトロ」と呼ばれることが多いです。

492もの出展社数が集まり、見どころ満載で大変おもしろい展示会です。

本記事では、MECT2023の詳細情報と、見どころについて詳しく解説しました!

MECT2023(メカトロテックジャパン2023)とは?

日本で二番目の規模の工作機械見本市

日本で2番目の規模である工作機械の展示会、MECTは、2年に一度愛知県のポートメッセなごやで開催されます。

工作機械メーカーと工具メーカーをはじめとして、例年多くの工作機械に関連する企業が出展します。

ちなみに日本最大の展示会は、2年に一度東京ビックサイトで開催されるJIMTOF(ジムトフ)です。MECTも同様に2年に一度の開催のため、交互に開催される形になっています。今年はMECTの年ということですね。

MECT2023の基本情報

MECT2023の日程やなど、基本情報について解説しました!

MECT2023の開催日・時間・会場

MECT2023は、10月18日水曜日〜21日土曜日の4日間かけて開催されます。

開催時間は午前10時から午後5時まで(最終日の土曜日は午後4時まで)です。

会場は愛知県名古屋市港区にあるポートメッセなごや

私は愛知県在住ですので割と馴染みがありますが、近くに名古屋港水族館やレゴランドがある、家族連れでも大変楽しめる良い場所です。

会場への行き方は?

ポートメッセなごやの最寄り駅である金城ふ頭駅は、下図のとおり名古屋駅から電車で約25分です。そしてそこから徒歩で8分で会場に到着です。名古屋駅から合計約35分で会場に到着できます。

JR刈谷駅から無料シャトルバスも出るそうです。詳しくはこちらの公式HPから。

出典:ポートメッセなごや公式HP https://portmesse.com/access/traffic

車での来場も可

駐車場もあり、車で行くことも可能です。私は毎回車で行っています。

ポートメッセなごやには立体駐車場があったのですが、2022年10月から一般の利用を停止したそうです。10分くらい歩きますが、金城ふ頭駐車場が公式の駐車場ですので、そちらを利用しましょう。

駐車料金は平日上限1000円、土曜日は上限1500円です。

混雑を回避するならこの日を避けろ!

MECTはが開催される水曜日〜土曜日の4日間のうち、圧倒的に混むと予想される日が10月20日金曜日です。会社で行くことが多いため、次の日が休みである金曜日に人が集中するんですね。

下表は昨年の入場者数データです。金曜日を避ければ、どの日に行っても混み具合に大差ないことが分かります。

混在津を避けたい場合は、18日水曜日、19日木曜日、21日土曜日のいずれかで参加することをおすすめします!

昨年の総入場者数は約6.9万人 出典:MECT公式 https://mect-japan.com/2023/about/2021results.html 

会場マップ

こちらが会場マップです。1〜3の展示場で開催されており、それぞれの展示場に特色があります。

ざっくりですが、以下の通りになります。

第一展示場:工作機械系

第二展示場:工具系

第三展示場:その他

会場マップ 出典:MECT2023公式HP

こちらの公式HPからダウンロードできます!

|国内最大級の設備機械・技術の専門展 メカトロテックジャパン2023
「MECT2023」メカトロテックジャパン2023の公式ウェブサイトです。

入場料金と招待券について

MECTの入場料は1000円です。ですがこれは、事前来場登録をしていなかった場合。

事前に来場登録をしておくと、招待券がなくても入場料は無料になります!

そして招待券があれば事前来場者登録を行っていなくても無料で入場が可能です(名刺二枚が必要)。ですが、当日来場登録の手続きが必要になるため、列に並んで登録する時間が無駄に必要になってしまいます。

そのため事前来場登録は招待券の有無に関わらず必須といえる作業です。必ず行っておきましょう。

来場登録はこちらのリンクから行えます。

|国内最大級の設備機械・技術の専門展 メカトロテックジャパン2023
「MECT2023」メカトロテックジャパン2023の公式ウェブサイトです。
MECT2023の招待券。事前来場登録を行えば、招待券がなくても無料で入場できる

混雑回避のためには、どんな順番で回れば良い?

混雑回避のためには、工作機械の展示エリアである第一展示場を後回しにするのが良いです。

その理由は、工作機械見本市というだけあって、はじめに工作機械に人が集中する傾向にあるからです。第二、第三展示場から回るようにすることで、例年多少快適に回れます。

MECT2023の見どころは?

MECT2023の見どころは、多すぎて書ききれないのですが、その中でも厳選してご紹介します!

まずは当サイト、キカイネットを応援してくれている会社様をPRさせてください。

溝入れ・高剛性工具「HORN」

小間番号:2C23

HORNは当サイトでも何度か記事にしている、「溝入れ」に特化したとてもスタイリッシュなドイツの工具メーカーです。

特にキー溝加工、旋盤での溝入れ加工、溝入れフライスに強く、どの工具もかなり高剛性でびびりません。

溝入れに関しては国内メーカーの追随を許さないラインナップですので、HORN製工具を使ったことが無い方はこの機会に一度見ておくことをおすすめします!

安くて高性能なエンドミル「インプラス」

小間番号:2A07

インプラスのエンドミルは、何度か紹介しているように高コスパでキカイネットおすすめNo.1のエンドミルです。

高精度なのはもちろんのこと、根もとに近づくほど溝が浅くなる変則芯厚で剛性を高めた上、不等リード採用でびびりにくく、ドリルのように垂直の穴あけも可能な高性能エンドミルです。

さらにそのコーティングに耐熱性・耐摩耗性の高い「Ocean Blueコーティング」を施したことによって下に掲載した動画のような高速切削を実現しています。

一度使うと病みつきになる性能・価格ですので、使ったことが無い方は一度ブースに立ち寄ってみると良いかと思います!

日本の三大切削機械メーカー

大きな見どころとして、三大切削機械メーカーであるオークマ、マザック、DMG森の展示をご紹介します!

オークマ

立形マシニングセンタ MB-46V Ⅱ

小間番号:1D33

出展機は、立形マシニングセンタ「MB-46V Ⅱ」、インテリジェント複合加工機「MULTUS B300Ⅱ」、5軸制御立形マシニングセンタ「MU-4000V-L」、ロボットシステムを新型旋盤の加工室にビルトインした次世代ロボットシステムの4台である。全機に新世代CNC「OSP-P500」を搭載し、操作体験コーナにて抜群の操作性を体感いただける。

MECT2023公式 https://mect-japan.com/2023/

DMG森精機

工程集約/自動化/DX/GX

DMG MORIが提案する
「マシニングトランスフォーメーション」をテーマに、
5軸化・複合化・アディティブマニュファクチャリングによる工程集約、
お客様の生産性向上に貢献する自動化システム、
お客様をサポートするデジタルサービスをご紹介いたします。
また、切削加工ドリームコンテスト受賞作品の展示など、様々な催しを行います。

MECT2023公式 https://mect-japan.com/2023/

ヤマザキマザック

AIなど最新のテクノロジーを活用し高精度・高生産性を実現する最新機種、多彩なラインアップを展開しお客様のニーズにお応えする自動化システムのほか、加工現場の段取り作業をデジタル技術で変革するソフトウェア「MAZATROL DX」を出展。見積もり作業やプログラム作成など、熟練技能者のカン・コツに頼っていた作業を平準化し、品質のばらつきやミスの発生を抑制する。
また、躍進するEV産業に向けた高品質なFSW(摩擦攪拌接合)技術など、生産性を向上する新しいテクノロジーを紹介する。

MECT2023公式 https://mect-japan.com/2023/

その他工作機械メーカーの展示

切削機械に限らず、多くの工作機械が展示される予定です。

アマダ三菱電機、牧野フライス、ジェイテクト、ブラザー、村田機械芝浦キカイ、中村留、ソディック、スギノマシン、日本電産ファナック

以上のような企業の最新の展示を見ることができます!

主な工具メーカー・測定器の展示

工具メーカーも、大きい会社から中小企業まで多くの企業が出展しています。

不二越、京セラ、タンガロイ、osg、三菱マテリアル、サンドビック等ですね。

同様に、東京精密、キーエンス、ミツトヨといった測定機の展示も多く行われています!

粗品・ノベルティ情報!

展示会といえば粗品!豪華な粗品・ノベルティがもらえるブースについて情報を集めたいと思います。

ワイヤレス充電器、1000円分のクオカード、150mmスケールなど、ボールペン以外にも様々なものがもらえます。

どこでどんな粗品がもらえる??

MECT一日目では私も参加しましたが、これだけの粗品をゲットしました!

特におすすめなのは、さくさくさんの旋削用インサートサンプル!新しいチップを試せるのはワクワクしますよね。

そしてタンガロイさんのブースに11時に行くと、開催期間中毎日シンワの150mmスケールを配布しており、こちらも大変おすすめです!さらに会員登録で、コンビニで使える1000円分のデジタルクーポンがゲットできます!!

あとは、IRONCADさんのブースでライトつきのメジャーをいただけました!

HORN様 チタンマグ他景品多数!

HORNさんのブースでは、Xのフォロー、リポストでオリジナル商品のくじ引きを行えるそうです!!

ナベヤ様 チョコマシュマロ

ナベヤ様のブースではチョコマシュマロを配布しているそうです!

JIMTOF2022で配布のあった会社を私が確認できた範囲でこちらの記事で公開していますので、今回の展示会の参考にしてください!

一日目終了!!

MECT一日目、大盛況のもとに終了しました!!

二日目終了!

コメント