6面体は、フライス加工をする際に避けては通れない加工です。
以前は
こちらのやり方で行いましたね。
このやりかたでは、丸棒を使った直角重視の加工でした。
そして、バイスはいつも強めに締めていました。
ここでバイスの豆知識について教えてもらいました。
バイスの移動口金は、固定口金側に、1/100 (mm)傾いています。
これは、逆側に傾いていると、材料が抜けてしまう可能性があるからです。
ここで本題。
荒加工と仕上げ加工で締め付け力を変える
締め付け | ハンマー | |
荒 | 強く | 叩く必要なし |
仕上げ | 弱く | 叩く |
以上の表のように、フライス盤の実習でやった時とは違い、荒加工と仕上げ加工で、締め付け力を変えるようにします。
その理由としては、バイスの締め付けを強くすればするほど、バイスの移動口金が浮き上がり、素材をバイス底面と平行に取り付けられなくなるからです。
しかし、バイスの締め付け力が小さすぎると、荒加工をした際に素材が動いてしまう可能性があります。
だから、表のような関係で、締め付け力と取り付け精度を使い分けて加工していくんですね。
そもそもなんで丸棒を入れるの?
答えを言うと、素材を固定口金に密着させるためです。
この板書を見てください。
このような形の素材だと、丸棒なしで移動口金をそのまま動かすと、素材が固定口金に密着しませんね。
だから、丸棒を使って固定口金に密着させるんです。
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