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【安全作業】汎用・NC旋盤で本当に一番気をつけなければならないこと

あなたは、旋盤加工を行う上で一番大切なことは何だと思いますか?

納期?品質? いえ、いちばん大切なのは安全です。

どんな行動が危ないかを知っておくことで事故も未然に防げますので、この記事では旋盤を扱う上で気をつけるべきことを書いていきます。

軍手まきこまれ

職場のあんぜんサイトより

これは大変身近な事故ですね。軍手をしているのにも関わらず回転しているもの(旋盤のチャックやワーク、ボール盤やフライス盤の工具)にてを近づけてしまい、軍手が巻き込まれてしまうものです。

軍手が旋盤に巻き込まれると、命を落としてしまう可能性も十分あります

死亡事故事例(職場のあんぜんサイト)

極力作業中は軍手を使わないようにし、間違っても、軍手を着用時に回転物に手を近づけないようにしましょう。

固いことを言うようですが、服の袖や髪の毛なども巻き込まれる可能性があるので、袖のボタンをしめる、髪は伸ばさない(もしくは帽子内に収める)等、服装もきちんとしておかなければなりません。

チャックハンドル・爪が飛ぶ

まずは爪の締め忘れ。爪を仮締めの状態でチャックを回転させてしまうと、爪がとんでいってしまう可能性があります。

私は普段NC旋盤と汎用旋盤を使う中で、爪を交換した際は、爪を締めつけた直後とワークを回転させる前の2回、必ず確認するようにしています。

機械を使う人が複数いる場合は、自分が気をつけていても他の人が爪を交換した際にボルトを締め忘れている可能性もあります。 

機械の使い始めには、爪のボルトが締まっていることを確認しておきましょう。

そして汎用旋盤の場合に限りますが、チャックハンドルの抜き忘れも大変危ないです。

インターネットで検索すると、チャックハンドルの抜き忘れたまま回転させてしまい、チャックハンドルが天井に刺さったという話や、ハンドルにあたって死亡事故が起きたということを目にしました。

・・・怖いですね・・・。

チャックの開閉動作が終わったら、チャックハンドルは必ずチャックから外すようにしましょう。

旋盤のうしろにワークを突き出す

これ、私も以前やったことがあります。もし近くに人がいたら殺してしまっていたかもしれません。

あなたの職場でも同じようなことが起こらないよう、私の体験を説明します。

汎用旋盤で、φ12で全長約1500のワークを加工するため、シリンダからワークを約700〜800mmほど突き出しての加工だったため、安全対策で突き出したワークの先端にラベリングをし、曲がり対策のために、シリンダにφ15ほどの穴が空いた樹脂の振れ止め治具を挿入して750回転ほどで加工をはじめました。

しばらく加工していると、「バッチーーーン」というとても大きい音がして、慌ててブレーキを踏んだところ、シリンダから突き出したワークがぐにゃぐにゃに曲がっていました。

曲がり対策の樹脂の振れ止め治具を、奥まで挿入せずに半分くらいしか挿入していなかったことが原因で、振れ止め治具が加工中に外れてしまったんです。

遠心力でシリンダから突き出たワークが大きく曲がり、何か物にあたって70度くらいは曲がったと思います。

突き出たワークの近くに他の人がいたら一旦加工を止めようとは思っていましたが、もし万が一突き出たワークの近くに人がいたらと考えると、死亡事故になっていた可能性もあります。恐ろしくてたまりません。

そもそもシリンダーからワークを突き出して回す事自体が危ないです。極力やらないようにしましょう。

どうしても行わなければならない場合は事故防止策として、振れ止めなどの曲がり対策は外れることがないようしっかりと行うこと。そして絶対に近くに人が立ち入らないようにバリケードをはっておくなど、万が一今回のように大きな振れになっても人に当たらないように対策しておくことが必須です。

NC加工中に体をドアの中に入れる

「加工がおわった!」と思ってNC旋盤のドアを開けたら、加工途中に一瞬停止しただけで、加工の続きが始まった・・・

こんな経験はありませんか?

ひとつ間違えると、体がチャックとタレットの間に挟まれて潰れてしまいます

こちらも検索したところ死亡事故が見つかりました。

死亡事故事例(職場のあんぜんサイト)

通常のNC旋盤で加工を行う際は、機械が止まったと勘違いするようなプログラミングは行わないことが大切です。

また、自動運転中に体を機械の中に入れることに関しては言語道断。決してやらないようにしましょう。

回転中の穴に手を入れる

これに関しては私にもヒヤッとした経験があります。

ワークの内径をペーパーで磨く作業を行っている時、穴に指を入れると、穴に指が巻き取られていく可能性があります。指を切断することになる可能性も十分あります・・・。

比較的小さい穴径のワークを磨く際は、絶対に指を入れないようにしましょう。

それでも磨かないといけない場合は、棒の先端にペーパーをつけて磨くようにしましょう

NC旋盤のチャックに指を挟む

NC旋盤の油圧チャック、すごい力で締め付けていますよね。

指なんて挟んだ日には、骨なんてボキボキに粉砕されてしまうでしょう。

これ、私はやったことはありませんが、今後何十年も仕事を続けていると、一度くらいは体験することになりそうで怖いです・・・。

チャックの切粉を掃除する際は、チャックを閉めないからといって、挟まれる位置に指を置くのはやめましょう。 万が一ペダルに足が当たってチャックが閉まってきたときの対策です。

それからワークをセットする際は、手はパーにして手のひらでワークを押し付けた状態にしてからチャックを閉めるようにしましょう。

しかし加工をやっていると、手を毎回パーにすることも難しいと思います。

パーにできない時は挟まないように特に意識して、作業をすることが大事です。

ホイスト使用中の吊り荷の落下事故

ここからは、直接旋盤のことではありませんが、気をつけなければならないことを書いていきます。

2020年7月27日のニュース

7月27日のニュースです。愛知県の大型マシニングを扱っている大物屋さんですね。

吊っていた鉄板が落下、一人が死亡、一人が重体の大事故です。

マグネットで吊っていたのでしょうか。 ぞっとするニュースですね。

機械加工とホイスト式クレーンは切り離せない存在です。

安定した釣り方を心がけるのはもちろんですが・・・

ホイストで吊ったものは、いつ落ちてきてもおかしくないと考え、吊り荷の下には絶対に体を入れないように意識しながら作業しましょう

両頭グラインダーの砥石の割れ

特に汎用旋盤を使う場合、両頭グラインダーを使うことも多いかと思います。

グラインダーは大変危険です。砥石が割れると飛散し、人にあたると死亡事故にもなりえます

砥石の取替えや試運転の作業は、そのための教育「自由研削といし取替試運転作業者特別教育」を受けなければならないのを知っていましたか?

私は職業訓練でこの特別教育を受けていますが、詳しい内容は忘れてしまったので、この期に下の動画で復習しました。

この動画は、youtubeで見つけた”自由研削といし取替試運転作業者特別教育”の動画です。

バランス調整のことなど、良い復習になりました。

砥石は過度に力を加えすぎること、側面の使用は控えることなどに注意し、万が一割れても自分に破片が飛んでこないよう、砥石の正面には立たないようにしましょう

ドリルに巻き込まれる事故

本記事更新時点の8月6日、埼玉の工場でφ50のドリルに巻き込まれて死者が出た事故のニュースを知りました。昨日8月5日のニュースです。

ボール盤やフライス盤など機械でドリルを扱う場合は、必ず軍手を外して作業をするようにしましょう

この事故で亡くなった方が軍手をしていたかどうかはわかりませんが、軍手をしているだけで危険は倍増します。

それから亡くなった方が73歳と、ご高齢だったこともポイントだったと思います。

高齢になると目も見えにくくなりますし、作業の正確性もどうしても落ちてしまいます・・・。 

若い方ももちろんですが、ご高齢の方は特に、本当に気をつけて作業するようにしてくださいね。

ツイッターでの事故事例

ツイッターで教えていただいた・見つけた事故事例です。

ニュースにはならないレベルでも、日々工場では様々な事故が発生しています。

こういったツイートを見ると、本当に気をつけなければと改めて実感します。

多軸ボーラーに巻き込まれた

多軸ボーラーに巻き込まれたという方のツイートです。

「もし刃がついていたら右手はなかった」本当にぞっとしますね。

旋盤で薬指と小指切断

旋盤で薬指と小指を切断。

私はテレビゲームが趣味なので、コントローラーを握れなくなるのが辛いです。それ以前に指が減ると仕事の能率もかなり落ちますよね。

私が今やっているようなPC作業も不便になります・・・。

「明日は我が身と気を引き締めて」本当にそうですね。

旋盤で右手中指を怪我

どういった状況かはわかりませんが、旋盤で中指の怪我。

ポジティブなツイートなので本当に指がちぎれてしまったわけでは無いと思いたいですが・・・。

ボール盤・旋盤・フライス盤でチャックハンドルを飛ばし、負傷

ボール盤・旋盤・フライス盤でチャックハンドル飛ばしをコンプリートした方のツイートです。

チャックハンドルの外し忘れ、本当に気をつけないといけませんね。

Vベルトにまきこまれた・・・

機械のVベルトに巻き込まれた方のツイート。

複雑骨折とは・・・ 生命があっただけ良かったのかもわかりませんが、巻き込まれ事故は本当に恐ろしいです。

一度事故があったところは対策しておかないといけないということを強く感じたツイートでした。

【宣伝】町工場の経営者さんへ

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「会社に行きたくない人」に私が全力で転職を勧める理由

ここからはかつての私のように苦しんでいる方へのメッセージです。

あなたは「会社に行きたくない」と思いながら嫌々出社していませんか?

かつての私もそうでした

仕事に行くのが嫌で嫌で仕方なく、それでも我慢して出勤していました。

ですが、会社にいる時間が人生で最も長い時間です。

その時間が充実していないなら人生そのものが惨めになるということです。

もしあなたが

・自分のやりたい仕事ができない

・自分の好き・得意を武器にした専門性を伸ばせない

・いつまでも会社が守ってくれるとは限らない

こう感じているなら、ぜひ自分のやりたい仕事や、専門性を活かした仕事への転職を検討してください。

自分の専門性を伸ばせれば、会社に万一のことがあってもつぶしが効きます。

私は思い切って転職してから人生が変わりました。

インフラ大手企業幹部候補→国家公務員総合職試験合格→零細町工場

という異色の経歴を歩んできた私ですが、あのとき転職の決断ができて本当に良かったと思っています。

自分のやりたい仕事、専門性がわからない・・・」

それは当たり前のこと。これらは転職活動をしてみて初めて分かることだからです。

転職エージェントと話をして第三者の目線から質問を受けて回答を考えたり、

履歴書・面接準備をしたり、人事と話をしたり・・・

そういうプロセスを経ることで自分の強みや弱みが分かってきます。

私の経験上、誰もが必ず自分の専門性の種を持っています

会社がそれに気づかず、伸ばそうとしていないだけです。

転職にはリスクがありますが、転職活動はノーリスクです。

良い求人がなければ転職しなければいいだけですから。

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「〇〇という専門性を磨きたい」「このキャリアプランについてアドバイスがほしい」

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一つ注意点として、私は大手からいきなり零細町工場に転職しましたが、大手から零細企業に転職するのは非常に簡単な一方逆は難しいという現実がある以上、まずは大手企業に転職することをお勧めします。(参考記事:零細企業はやばい”は本当?

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