第二次産業である製造業から第三次産業のサービス業にどんどん軸足が移っていっている現在の日本、旋盤工やフライス工はまだ必要なのでしょうか?
結論としては、長期的には大変人手不足ですが、コロナ禍の現在人手不足とはいえない状況、とはいえ人手を求めている会社もそこそこはある
といった状況です。
短期的に見ると人手不足ではないが、いらないわけでもない
愛知県の旋盤工は私が仕事をしている中での情報や転職情報をチェックをしている感じだと、現状コロナ禍ですので人手不足というわけではないです。
私の勤務先は仕事が少し減ったことで丁度いいくらいの仕事量に落ち着いてはいますが、定時退社ながらも忙しく働いています。
しかし聞くところによると周囲の業者さんの中には、最近は仕事をする時間より掃除をする時間の方が長いというところもあり、やはり仕事量は全体的に少なくなっている様子です。
ちなみにコロナでの私の勤務先への影響はこちらの記事で記録しています。
状況は少しずつ上向いていっているように感じます。
求人も加工技術者のものは以前ほど見られませんが、旋盤工を含む加工技術者の求人はそこそこある、といった状況です。
長期的にはかなりの人手不足
現状町工場だけにとどまらず、後継者不足が問題になっていますね。
私が仕事をする中聞いた話だけでも、継ぐ人がいないから・職人がいないからと社長の知り合いが金属加工の会社を畳んだという話を3回位は耳にしました。
現状コロナ禍で求人は減っていますが根本的な人手不足は解消していないので、これからも旋盤工・フライス工は需要が大きくなると思います!
こちらの記事でも解説したように、主に職人技術が必要になる単品ものの加工はまだまだなくならない仕事だと考えています。
私の勤務先でも人はほしい
私の勤務先の経営スタイルは、忙しいときには多少無理をしてできるだけ仕事をこなして不況に備え、不況時は人材育成や治具の作成、機械のメンテナンスなど時間がかかることを行っていくというスタイルです。
特に人材育成は時間がかかるので、忙しいときにはなかなかまとまった教える時間をとることができず、時間があるときのほうがスムーズに人を育てることができます。
なので現在勤務先では募集こそかけていませんが、人はほしい状態です。育てる時間がとれるから。
きっと同じように考えている会社も多く、コロナ禍だからといって求人が無いかというとそんなことはありません。
そして以前リクルートエージェントの面談で聞いたことなのですが、こういったコロナでわかりやすく景気が落ち込んでいる状況だからこそ、就職活動をする人も少なく、転職のライバルが少なくなっているということでした。
今だからこそ通常期よりよい条件の求人と出会える可能性もあるんです。
もし製造業への転職を考えているのであれば、ものづくり職専門の→メイテックネクストがダントツでおすすめですので、活用することをおすすめします!
どちらにせよ私自信の経験からも、転職を考えている方はできるだけ早く行動を起こすことをおすすめします。
<追記>
その後私の勤務先の町工場でも求人をかけ、2月から新たに現場で製造を担当する社員が入社しました!
私の勤務先が今かなり忙しいことを考えると、求人をかけているところも多いはずです。
これからどんどん人手不足は加速していくかと予想されます!
後継者不足の解決、そして加工の面白さを知ってもらうために本ブログを通してこの業界に興味を持ってくれる方が少しでも増えると嬉しいです!
コメント
あと数年後には汎用旋盤、汎用フライス盤を使える方はぐっと減るでしょう。その時なったらもしかしたらモノづくり日本は、よその国にその地位を譲るかもです。
時代の流れですかね。
おっしゃるとおりですね。
我々加工技術者ができることは限られていますが、強い日本に向かっていってほしいものですね。
私は16年マシニングオペレーターをしているものです。この仕事は中々人が続かず、教えては辞めていく人ばかりです。今、私も転職活動中で、この業界から他の職種にしたほうがいいのか迷っている中、このサイトに出会いました。ありがとうございます、勇気づけられました。私も頑張ります。
そう言っていただけて大変嬉しいです!
加工屋、私は楽しくて良い仕事だと思いますよ。
陰ながら応援しております!!