私は大手企業を辞め、職業訓練(ポリテクセンター中部 機械加工技術化)に半年間行き、機械加工職人であるNC旋盤オペレータとして就職しました。
職業訓練に行って良かったと心から思っています。 なぜ退職したら直接就職するのではなく職業訓練に行った方が良いかを解説したいと思います。
失業給付が待機期間なしで、しかも長期間もらえる
通常、自己都合退職の場合失業給付は三ヶ月の待機期間の後、退職時の給料によりますが三ヶ月間毎月月15万円ほどもらえます。
しかし、職業訓練に通った場合、職業訓練の開始日から、訓練を受けている間ずっと失業給付を受け取ることができます。
私が通った職業訓練は半年のコースだったので、合計約90万円もの失業給付を受け取ることができました。
職業訓練は3ヶ月のものと半年間の物が多いですが、中には一年の長期コースもあります。
こういった訓練を活用すると、一年間は働かずに生活することができます。
また、訓練中に就職が決まって退校した場合でも、就職祝い金のような形で本体もらうはずだった失業給付の一部をもらうことができるため、職業訓練は入り得といえるのです。
追記 再就職手当の具体的な金額を計算してもらっていましたので以下にのせておきます。
これは職業訓練に行かなかった場合ですが、支給残日数が二分の一の場合は残額の50パーセント、支給残日数がそれ以上残っている場合は60%の再就職手当がもらえます。
支給残日数が三分の一より少ない段階で再就職が決まった場合は再就職手当はもらえないので気をつけてくださいね。
スキルが身につく
学校に通うので、当然のことですよね。
私は機械加工技術科で、汎用・NC旋盤、汎用フライス、マシニングセンタを学びましたが、実務では得ることのできない切削理論の基礎を勉強することができ、実務にも大変役立っています。
同じ境遇の仲間と一緒に学ぶことができる
職業訓練も学校なので、同じクラスの人たちとは必然的に交流が生まれます。
同じように仕事を辞めた人たちの集まりなので、共通する話題も多いです。
就職活動も一人でやるより仲間がいたほうがモチベーションが上がりますし、友人ができるのは素直に楽しいです。
年齢は20代〜40代と様々ですが(私のところは20,30代が多かったです)、意外と打ち解けれられる人は見つかるものですよ。当方自他ともに認めるコミュ障ですがなんとかなったので笑
職業訓練校限定の求人に応募することができる
職業訓練にしかこない求人があるということは、意外と知らない人が多いです。
私のときは、UACJ本体の正社員採用が職業訓練校限定でありました。
本気で就職しようかと葛藤し、応募はしませんでしたが。とても魅力的な求人だったと思います。
UACJの業務内容は、機械加工技術とほぼ全く関係ありません。
スキルは関係なく、職業訓練校に通っているというだけで、超低倍率ほぼ面接一発合格の優良求人と出会えるということです。
これはかなりのメリットだと思います。
就職活動のサポートが充実している
職業訓練校の先生は、訓練に通っている生徒の就職活動をサポートするのが仕事です。
なので、どのような仕事に就くべきかといった相談から、面接練習、提出書類の添削まで様々なサポートをしてくれます。
求人の給与面や手当、社会保険のことなど説明不十分な点などは、直接電話をして確認してくれますし、大変ありがたいです。
楽しくゆとりのある生活を送ることができる
職業訓練校の時間は平日の9時から15時までです。宿題はありません。
こんなに楽なこと、いままでの人生でありましたか?
小学生でさえ、帰ったら宿題に追われ、門限を守って親に拘束されながら生活しなければなりません。
それに対してすごく時間のゆとりができますし、かといって興味のある分野の訓練を行っており仲間もいるため、とても充実している感覚があります。
小学生に戻ったような気持ちです。 小学校より楽だと思いますが。
その間に、起業の準備や副業の下地を作ったりなど、できることは多くあります。
人生の夏休みとしても、職業訓練はおすすめできます。
職業訓練の内容は別記事で紹介していますので、ぜひ見てみてください。
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