日々勉強の毎日です。
私が仕事の中で書きとめたメモを、カテゴリごとに分類して整理しました。
段取り
・爪の交換には時間がかかる。そのため、複数の仕事がある場合、できるだけ爪を変えなくて済むような順番でやる。
・ねじ穴をなめないように注意。
・長いワークの場合、油圧を強めにする。
・ねじ切りバイトを使う場合油は下から出してちゃんと油が当たるようにする。
・心押しの先は、交換可能。太いものほどビビりにくい。
・公差が入っている場合は、仕上げバイトをタッチセッタに当て直す。
・中が空洞の管をつかむ場合、ゆがみ防止に栓を入れてつかむ。その栓は、-0.02まで。
・爪に敷板を敷く場合、小さめの敷板を使うときは、1つの爪ではなく2つの爪で支える。
・フライス盤で円筒に3つの穴をあけ、その間に位置決めする場合、キリを2本入れ、それを支えにしてバイスに設置することで位置決めする。
切削条件
・端面加工で、周速一定にしているにもかかわらず、中心の方だけ面が曇る場合がある。それは、低速レンジに設定されていることが原因で、回転数が1400までしか上がらないために起こる。回転数をあらかじめ2000程度に設定しておき、高速レンジで運転することにより解決できる。
・ステンのときは切込み少なめで最高回転数1000に。
・1mm内径ミゾ入れ切削条件。S500 V35 F0.05 D0.2
プログラミング
・外径で面取りだけ行う場合は、面取りの後0.1ほど長手方向に切削する。そうすることでバリがでにくくなる。しかし、内径の場合は元々バリが出にくいため、長手方向の切削は必要ない。
・長いワークの場合、長さがばらつくため、端面荒加工のサイクル開始点はZ+方向に余裕をみておく。
・溝のプログラムは、切粉がつまりやすいため、チョンチョンと少しずつ切り込む。
・ねじ切りをする箇所は、ナットが入りやすくするために径を-0.1しておく。
・長いものの端面加工で、びびりが間違いない場合は荒のバイトで仕上げるが、切込みを0.2ほどにし、とり代を0にするのを忘れない。
・特にステンで、センタドリルが折れないように切削条件を落とす。
・チップタイプのセンタドリルは深さ1.5。細いセンタドリルは3.5、太いセンタドリルは4.5。
・無駄な動きをなくすため、2回目以降の外径荒加工は、サイクル開始点のX座標を素材径と同じ値にする。
メンテナンス
・NC旋盤の「軽潤滑油が少なくなりました」のアラームに対しては、シェルトナ68番の油を補充する。量は2Lでちょうどよい。 給油した後は、NC旋盤右側面の廃油タンクがあふれていないかチェックする。
・クーラント濃度の測定では、4~5が適正値。
・NC旋盤運転中に「プワーン」といった音がする場合、クーラントを吸い上げるモーターに負荷がかかっており、クーラントが十分に出ていないことが想定される。その場合、クーラントタンクに水を継ぎ足す。
測定
・ブロックゲージは、数字を内側にしてくっつける。
正確な寸法を出すために
・内径加工で、公差が入っているものは、削る前に-0.05を内径仕上げバイトの摩耗補正に入れる。栓ゲージで径を合わせるため、-0.1の摩耗補正だと多すぎる。
・黒皮をつかむ場合は特にそうだが、そうでない場合でも公差が0.01以下でかなり厳しいときは、一回一回摩耗補正を入れて寸法を合わせる。
・仕上げを2回やると、補正通りの寸法になる。これをやるときは、工具経由点Xを、外径なら+500、内径ならしゅうりょうZ点-1に設定しておくことをわすれない。
ぶつけないために
心押しした状態で細いものを削るとき、外径バイトがセンタにあたらないかチェックする。
道具を扱う上での注意
バイスの端の方でワークをつかむ場合、傾いて挟むため力が入らない。そのため、同じ径のものを反対側につかむ。同じ径のものがなければスペーサーを使う。
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