BIGの裏ザグリツールは4種類もある!
ザグリのためだけにワークをひっくり返す・・・時間の無駄ですよね・・・。
そんなときに役に立つのが裏ザグリツールです!
BIGの裏ザグリツールはなんと4種類もあります!
刃物を収納する機構に様々な種類があり、見ているだけで面白かったので今回紹介することにしました。
もちろんシンプルな構造の剛性の高いものもあり、用途にあったものを選べます。
AUTOMATIC BACK SPOT FACER 裏ザグリバー
1つ目は裏ザグリバーです。
この裏ザグリバー、逆回転でワークに触れると刃物が収納され、正回転で削れるようになっています。
シンプルな構造で分かりやすいですね。
なので加工の流れとしては・・・
- 逆回転でバーを挿入
- 正回転でザグリを削る
- 主軸を少し下げてから逆回転で引き抜く
という流れになります。
片刃でバーが曲がる方向に負荷がかかってしまうので、鋼・ステンレスには後述するバックスカットのほうが向いています。
バックスカット
バックスカットは上記の裏ザグリバーと同じように逆回転でブレードを収納し、正回転でブレードが出てくるタイプです。
裏ザグリバーと違うのは、ワークに触れさせることなく逆回転させるだけでブレードを収納できることと、二枚刃ということです。
裏ザグリバーのように開閉式だと切粉を噛んでしまう可能性がありますが、バックスカットのような機構であれば切粉を噛む心配がなく安心ですね。
二枚刃で切削負荷を均等に分散できるため、鋼材やステンのような比較的負荷がかかる材質の加工にも活用できます。
BFカッター
3つ目のBFカッターは最もシンプルな機構で、ブレードの収納がありません。
ですがその分刃物の剛性が確保されており、安定した加工を行うことができます。
また、ブレードの開閉がないため切粉による開閉トラブルとも無縁です。
問題は穴に入れるのが怖いこと。
穴の中にツールを入れる際は、主軸を割り出した後刃物の逆方向に逃がしてから入れなければぶつかってしまいます。
慎重にプログラムを作らなければいけませんね。
BSFツール
なんとセンタースルークーラントを活用したブレードの収納機構が採用されています。
センタースルークーラントが出ている間は刃物を仕舞う仕組みで、非常に面白いですね。
このタイプでしたらクーラントが切粉を吹き飛ばしてくれるため、切粉によってブレードが仕舞えないといったトラブルを防ぐことができます。
バリ取りツールを含む動画全編はこちら
こちらの動画では裏ザグリツールだけでなくバリ・面取りツールの紹介もしていますので、見てみると面白いと思います!
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