金属加工の仕事は基本的に除去加工。ミスったら終わりです。
なのでできれば余裕をもってゆっくり慎重にやりたいところ。
ですが納期は待ってくれませんよね。
特に初心者のうちは、精神的に焦ってしまってミスにつながることも多いかと思います。
さらに焦りながらの作業には危険も伴います。
焦らず急ぎ、段取り良く仕事をこなしていくにはどうしても精神面の管理が必要になってきます。
時間がなくて焦ってしまうときの対処法
「仕事が追加で入ってきた、でもこれ普通にやってたら間に合わないやばい早くやって予定巻き上げないと無理早くやらないとやばいやばいやばい!!!」
・・・といった精神状態になった場合の対処法です。
このケースでありがちな問題点は、仕事が追加で入ってきて予定がカツカツであるにも関わらず、タイムスケジュールを可視化せずに仕事にとりかかってしまうこと。
遅れた分を巻き返そうとしているため、タイムスケジュールすら組む時間がもったいないという精神状態ですね。
「予定を立てる時間があるならその分手を動かして少しでも仕事を消化しないと」
この考え方が危険です。
闇雲に焦って仕事をしたからといって、能率は上がりません。
時間がないときほど、時間をとって予定を立てる
まずは作業をする時間を削ってでも、時間をとってタイムスケジュールを組みましょう。
担当の加工製品の図面が40枚あるとすれば、その全てに目を通して見積もり時間を一枚一枚図面に書き込みます。
そして、時間がどのくらい足りないのかを計算します。
そうすると、残業時間を含めて、どうすれば間に合うのかが明確になると思います。
あとはその時間通りに仕事を進めていけば良いだけです。
予定がずれれば毎日修正する
せっかく立てた予定ですが、必ずしも完璧に時間を見積もれるわけではないので、実際の進み具合と予定にズレが生じてくると思います。
また初心者であるほどそのズレは大きくなって負担になるはずです。
予定から遅れてしまったとき、せっかく立てた予定だからと巻き上げて無理して予定に追いつこうとしてしまうと負の連鎖が始まってしまいます。
また焦ってしまい、振り出しに戻ってしまいます。
予定からずれるのは仕方のないことですので、その予定を毎日修正するようにしましょう。
そうすれば常に平常心で、目の前のことに集中できるはずです。
自分のミスで遅れてしまった場合なども同じ
例えば自分のミスで予定が遅れてしまったとします。
自分のせいで遅れが出ているわけなので精神状態は最悪です。
ですが、だからといって遅れていることは同じ。
焦らず予定を組み直しましょう。
どんな理由であれ、遅れたものは遅れたものとして予定に組み込み、なるべく平常心を保って仕事をしていくのがおすすめです!
同じ”間に合わない”でも上司からの評価は変わる
同じ”納期に間に合わない”という報告をするにしても、スケジュールを立てた上で納期の3日前に報告するのと、焦って闇雲に仕事をした結果納期前日に報告するのとでは大きな差があります。
どちらも迷惑をかけることには変わりはありませんが、前者のように1日でも早く間に合わないと分かるだけで手の打ち方が変わります。
より多くが見えている上の立場から見ればなおさらです。
当たり前のことですが、同じ”間に合わない”でも上司から見ると大きな差があります。
思い返すとできているようでできていなかった方もいるのではないでしょうか?
少し話は逸れましたが、スケジュール管理がしっかりできれば社内の評価にもつながってきます。
※本記事は私の立場(少量多品種、加工に関する仕事のみ担当)から書いた記事ですのでご了承願います!
精神面での対処法はこちらに書いています↓
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