切削加工のプロになって一月目のTAKです。
今日、上司から材料の選び方を学びました。
今は上司から与えられた材料を削るだけの立場である私は、とりあえず、この材料はこういう風に加工するということくらいは把握しておく必要があります。
今日学んだことを書きとめておきます。
基本的な材種は4種類
黒皮材
溶解した金属をそのまま冷やしたもの。
表面の硬い酸化被膜がそのまま残っています。
表面の精度は非常に悪いです。
ピーリング材
黒皮材から一皮むいた素材です。
指定寸法よりやや(0.1mm程度)大きめにできています。
精度は比較的ありますが、軸部品などにそのまま使うほどの精度はありません。
引き抜き材
ダイスを通して成型した材料です。
ちょうどケーキにクリームを出すアレのような感じで成型されます。
ダイスの形状が転写されるため、加工が不必要なほどの精度を持ちます。
寸法は、指定寸法よりやや小さめ(0.01mm程度)になります。
センタレス材
材料を研磨機で磨き、精度を出した材料です。
最も高い精度を持ちます。見た目も良いです。
しかし、その分値段が高くなります。
黒皮材とピーリング材は、表面を仕上げる必要あり。
旋盤を使って加工するにあたって知っておかなければならないことは、
黒皮材とピーリング材は外径加工が必要で、引き抜き材とセンタレス材は不必要ということです。
理由としては、黒皮材とピーリング材は寸法精度と表面粗さが十分に出ていないからです。
どの材料が一番高価なの?
値段の順番は、安い方から黒皮材、ピーリング材、引き抜き材、センタレス材です。
やはり、値段の順に精度も高くなりますし、見た目や表面粗さも良くなります。
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