NC旋盤のプログラミング基礎講座第5回です!
今回のテーマは送り速度を指示するFコード!
前回の講座はこちら
「F」コードは送り速度を制御するコード
Fコードは、切削送り(G01などのコードで指示)における工具の送り量を制御するコードです!
指令方法:F******
(例:F0.3)
Fコードは基本的に1回転あたりの送り量を指令する
Fコードで指令する送り量は、基本的に1回転あたりの工具送り量(mm/rev)です。
例えばF0.3であれば、主軸が1回転するごとに0.3mm進む送り量ということです。
マシニングセンタで使う送りは1分間あたりの送り量(mm/min)ですので、その違いに気をつけなければいけませんね。
そして、Fコードを1回転あたりの工具送り量(mm/rev)で指示できるようにするGコードはG99です。
基本的にNC旋盤はG99状態で加工するということですね。
ちなみにG98というGコードを使えばNC旋盤でも1分間あたりの送り量(mm/min)を指令することができるのですが、使う機会はめったにありません。
例えばこんなふうに使う
例えば、切削送りを指示するGコード、G01を使った場合でしたら以下のようにFコードを使います。
G01 Z-50 F0.3
これでZ-50の座標まで1回転あたり0.3mmで削る指示ができます。
次回の講座はMコード
今回はFコードの解説でした。
切削送りを使う際は必ずセットになる基本的なコードですので、しっかり意味を理解しておきましょう。
次回はいよいよ機械を動かすコード、Mコードの解説です!
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