旋盤の爪を自動で交換!中村留の「Flex Arm」〜機械技術9月号②〜

雑誌”機械技術”9月号より、中村留の自動でNC旋盤の加工を自動化するシステム「Flex Arm」を紹介します!

画像の通り、NC旋盤内のロボットアームが爪を交換しています。

YouTube動画がわかりやすい!

「Flex Arm」を紹介した中村留公式のYouTube動画です。

とても見やすくまとめられており、FlexArmについて一発で理解できるように仕上がっています。

夜間の段取り替えも自動化できる!

この「FlexArm」は、段取り替えの自動化のために開発されたシステムです。

例えば昼間に段取りを行い夜間に無人運転を行う場合、これまでは1品目の加工が終わったら次の日の朝まで機械を遊ばせるか、夜勤の人材を確保して段取りがえを行うしかありませんでした。

FlexArmによって爪の交換が自動化できれば、段取り替えをともなった2品目以上の製品を夜間に自動的に生産することができます

爪の交換だけでなく、当然ワークの取りかえやハンド交換も行ってくれるため、夜間の完全な無人運転が実現できます!

爪交換の際は念入りにチャックを洗浄してくれる

私がこのFlexArmでの爪交換で面白いと思うところは、画像のようにクーラントを使って爪の取付部の洗浄を行っている点です。

爪交換の際に切粉が噛み込むと芯が出ませんので、その点をクーラント洗浄で解決するアイデアは大変おもしろいですね。

導入しやすいコンパクトさが特徴の一つ

・・・システムの高さは搭載した複合加工機の高さとほぼ変わらない。これは「コンパクトローダー」と同じく、「省スペース」を重視して開発されたためだ。機械上部に取り付けられる従来の自動化システムでは、工場高さに制限がある場合導入は難しいが、「FlexArm」ならば問題ない。・・・

機械技術9月号

画像のようにFlex Armは省スペースなのが特徴の一つです。

FlexArmを搭載しても機械の高さは変わりません

後述しますが、マザックのシステムより明らかに省スペースであることがわかると思います。

自動爪交換のシステムはマザックにもある!!

以前ジムトフオンラインの内容を記事にした際に、マザックの自動爪交換システムをご紹介しました。

ジョーを交換するのでAJC(オートジョーチェンジャ)という名前です!

気になる方はこちらの記事をご覧ください!

マザックと中村留の自動化システムの違い

紹介動画などを見た範囲になりますが、マザックと中村留の自動化システムの違いについて挙げてみます。

爪交換時のクーラント洗浄

先程紹介したとおり、中村留のFlexArmでは自動爪交換の際にクーラントでチャックを洗浄しています。

一方マザックのAJCでは動画を見ても爪交換時に洗浄している様子は見られません

デモの爪交換ですので全く洗浄しないということはありえないかと思いますので、エアブローもしくはクーラントを使って切粉を取り除くのだと思われますが、切粉の侵入対策については2社間の違いになりえますので注目すべきポイントかと思います。

自動化システムの規模感、コンパクトさ

マザックの動画では、マシニングセンタや複合機など複数の機械をまたいで加工を行う自動化がPRされていました。(詳しくはマザックの記事をご覧ください)

大規模な生産システムを構築する点においてはマザックのほうが得意と言っても良さそうです。

一方中村留は先述の通り機械をコンパクトにし、比較的小規模な工場でも導入しやすくすることにこだわっています。

自動化への敷居の低さは中村留が勝ると思われます。

自動化の発達は人手不足の裏返し。転職にもチャンス

こうした技術によって一見製造業にはどんどん人が必要なくなっていくかのように見えますよね。

ですが逆に、今製造業は人手不足です。

また、最近は人手不足が深刻で、製造現場ではそもそも爪を交換するための人手が足りていないことも多い。爪交換の作業は大きな手間になるため、ロボットなどを使って自動化したいと考えるのも自然な流れだろう。

ウェブマガジンrobot-digest(松本機械工業) https://www.robot-digest.com/contents/?id=1553051553-517113&dp=2

こちらは爪交換を自動化するためのチャックを作っている会社、松本機械工業の特集記事です。

30年以上前から爪交換の自動化に取り組んできた中で、ここ2〜3年で大きく引き合いが増えたそうです。

自動化に注目が集まっているのは、それだけ製造業の人手不足が深刻になってきていることの裏返しです。

多品種少量生産では、現段階では自動化のコストを合わせる仕事を集めるのはかなり難しいのが現状です。

こういった人手不足に、コロナ禍でライバルが少ないことが重なり、製造業で転職をするには今がチャンスといえます。

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転職にはリスクが伴いますが、転職活動はノーリスク。

興味がある方は一度電話面談してみて、非公開になっている求人を見てみてはいかがでしょうか?

雑誌”機械技術”は面白い!

本記事は雑誌”機械技術”9月号から紹介させていただきました。

9月号は旋盤がテーマです。

私のような機械加工に携わる人にとってはとても面白い雑誌ですので、ぜひ手にとって見てください(^^



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インプラスカタログ
NC・汎用旋盤技術
キカイネット

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