DMG森の動画を見て振動切削に可能性を感じた話【JIMTOF2020⑨】

振動切削を使った旋盤加工の様子

A5052やA5056などのねばっこいアルミや銅なんかは旋盤加工を行う上で本当に厄介です。

荒加工では切り屑が絡まってワークがボロボロになってしまいますし、仕上げ加工ではワーク表面がむしれたり切粉の傷が入ったりして、せっかく公差に入れた部分が台無しになってしまいます。

そんな厄介なワークを加工するために、私達加工技術者は下の記事のように日々知恵や経験を総動員して加工しているわけですが・・・

最近は冒頭の動画のように振動切削という加工方法が実用化されています。

工具に微細な振動を加えながら削ることで切粉を切断しながら加工できるんです!

機械にこんな機能がついていれば、粘っこい材質の加工は随分楽になりますね。

表面粗さもほぼ理論値通りに出る

振動切削と聞いて、はじめに気になるのは振動させた分表面粗さが悪くならないかというところですよね。

結論から言うと、表面粗さの数値にはほぼ影響なく加工することができます

振動切削での表面粗さ実測値(多賀電気より)

図のように、ノーズR0.2、R0.4、R0.8のいずれにおいても面粗度の実測値が理論値とほぼ同じ値を示しているのがわかります。

なんで振動しているのに表面粗さにほぼ影響がないの?

このように表面粗さにほぼ影響しない理由がひと目でわかるのが下の画像です

振動切削で削った金属の表面(多賀電気より)

この画像は振動切削でS45Cを削った表面を拡大したものです。

旋盤で右から左に削っていったと思ってください。

まっすぐな縦線が刃物の送りによってできた線で、少し波打っている横線が振動によってできた線です。

ひと目見て分かるように、振動でできた横線は、送りでできた縦線より明らかに浅いですよね。

これほど微細な振動なので、表面粗さにはほぼ影響がないんです。

振動切削には他にもこんなメリットが

・切削抵抗が減少する。
・加工温度が上がらないため、熱による歪みが生じない。
・構成刃先が付着し難い。
・工具寿命が延びる。

これらのメリットが得られる理由は一つ

これらのメリットは、振動切削のある一つの性質によって得られるものです。

その性質とは、振動切削は連続的な切削を断続的な衝突に変える加工方法だということです。

例えば板に釘を打ち込むとき、同じ総量の力でも、釘の頭を1秒かけて押し込むより、ハンマーで一瞬だけ力を加えた方が楽に打ち込めますよね

それと同じ原理で、振動切削では切削抵抗が減少します。

切削抵抗が減少すると、加工温度が上がりにくくなるため、工具寿命も伸びます

ですが瞬間的な切削速度は上がるため、構成刃先は付着しにくくなるといった仕組みです。

これだけのメリットがあるのであれば、もしかすると近い将来、振動切削機能付きの旋盤が当たり前になってくるかもしれませんね。

(出典:DMG森精機HP https://www.dmgmori.co.jp、多賀電気㈱HP http://www.tagaele.com)

【宣伝】町工場の経営者さんへ

明日納期だからと製品を検品したら、「やばい、焼入れもってくの忘れてた!!

結局間に合わなくてお客さんに迷惑をかけた。

 

急ぎの図面、事務処理をしてから現場におろしたら「今更図面を渡されても困る。もっと早く渡してくださいよ!」と現場からの声。

 

現場の立場にいる私ですが、このどちらも経験があります。

こんなトラブルを解決する管理システムを紹介させてください。

このシステムなら、焼入れ研磨などの工程管理は一目瞭然ですし、図面はバーコードを貼るだけですぐに現場におろせます

それが町工場でも導入しやすい低価格で実現できます。

管理システムの名前はM:net(エムネット)。 日本ツクリダス(株)のソフトです。

当ブログは日本ツクリダスのパートナーブログで、社長ともやり取りをしましたが信頼できる会社さんです

自信を持っておすすめしますので、気になった方はこちらのバナーから金額などの詳細をご確認ください!

↓↓↓

エムネット

 

出社するのが辛いあなたへ。会社を辞めて黙々と工作をする生き方のすすめ


会社に行きたくない。でも生きていくにはお金が必要。だから会社を辞められない


「副業してお金を稼げるようになって脱サラしてやる」と副業に挑戦してみるも、逆にそれが自分には難しいということを痛感させられて終わる。


そして苦しみながら明日も明後日も出社する・・・・



これ、全部大企業の幹部候補として働いていた頃の私のことです。



この苦しみの連鎖をなんとか断ち切りたいと私が取った行動は

総人数6人の零細企業に転職して旋盤工になるという選択でした。



結果、現在本当に幸せな人生を送っています。



人数の内訳は経営者一族が4人、私を含めた社員が2人です。


転職してから約5年経ちますが、社長一族は社員を家族のように扱ってくれるので、出社するのは家に帰るような感覚です。


仕事内容は、1日中NC旋盤と汎用旋盤で金属部品を作るだけ。


これがまた楽しい。工作をしているような感覚で、技術も身につきやりがいも感じます。


職人仕事なので、会社の中で人と話す機会も多くないです。


年収は現在29歳で、残業なしで420万ほど。残業の多い年は500万を超えます。年5000〜1万円くらいしかお給料は上がりませんので多いとは言えませんが、生活していくには十分です。


普通の会社だと異動になって人間関係が悪くなると逃げられませんが、手に職ついた私であれば、万が一環境が変わって人間関係が悪くなったり、倒産してしまっても同業他社に就職することができます。



どうですか?



幸せな人生って、あなたに一歩踏み出す勇気さえあれば意外と簡単に手に入るんです。 


機械加工の職人仕事は今人手不足なので、30代はもちろん例え40代未経験でも十分間に合います。


私が勤めているような零細企業は全国にたくさんあります。 


私が転職に使ったサイトの中で、一番良いと思ったメイテックネクストというものづくりエンジニア専門の転職サイトのリンクを張っておきますので、まずはあなたの地域にいい会社があるかどうか電話面談で聞いてみてくださいメイテックネクスト


今メイテックネクストを見るという小さな行動が、1年後のあなたを大きく変えるかもしれません。


かつての私のように苦しんでいるあなたの人生を変えるきっかけになれば嬉しいです。


追記

ものづくり系以外に興味があるなら、今なら最王手リクルートの就職shopが一番おすすめです。 こちらも電話面談で求人を紹介してもらえます。就職Shop

電話面談がおすすめですが、それはハードルが高いと言う方はリクナビNEXTに載っている求人を見るだけでもいいです。まずは行動を起こしてみてくださいね。

求人のお知らせ

日本ツクリダス㈱より求人のお知らせです。

日本ツクリダスは金属加工業の町工場ですが、加工だけでなく製造業向けソフトウェアの開発販売やWEB制作サービスも提供している会社です。

職種は製造職(NCフライスもしくはNC旋盤)と営業職、ブログライターの3種類。場所は大阪府堺市です。

普段から社長のtwitterを拝見しているのですが、本当に楽しく仕事ができそうな環境です。

詳しくはこちらのリンクからどうぞ!

NC・汎用旋盤技術
旋盤工のTAKのブログ

コメント