マシニングセンタってこんなにすごい!
今日は、マシニングセンタとは何かというところから学習しました。
まず、この動画をみていただいたら分かるように、マシニングセンタではものすごく複雑な加工をすることが可能です。
動画ではCADデータを読み込んで加工していますが、私が転職を目指すような一点ものの場合、自分でプログラムを手打ちして加工していきます。
職業訓練校でも、ひとまずは手打ちのプログラムを学習していきます。
マシニングセンタは転職に有利!
マシニングセンタのもとであるフライス盤は、切削加工の万能選手といわれています。
つまり、どの切削加工会社に行っても置いてある可能性が高いということです。
マシニングセンタの加工技術を身につけることは、転職への近道ということができます。
マシニングセンタのメリット・デメリット
メリット
・繰り返し精度が高い
―人間が扱う汎用だとミスも起きますし、数値も狂いますが、機械は同じ品質で加工してくれます。
・複雑形状の加工が可能
デメリット
・プログラムが必要
―たとえ1点ものだとしても、加工に必要な全てのプログラムを組み込まなければ動いてくれません。
・カバーで覆われており、加工点が見えない。
―汎用だと、金属が削れる感覚を感じながら、目で見て削ることができますが、マシニングセンタだと加工点が見えずらく、問題が発生したときに気付きにくいです。
マシニングセンタには縦型と横型がある
マシニングセンタには縦型と横型があります。
縦型は汎用フライス盤と同様の向き。横型はそれをそのまま横にしたタイプです。
汎用フライス盤のイメージがわかない方はこちら
↓↓↓
横型だと、縦型のように重いものをセットしにくいという欠点がある一方、切粉を排出することができ、ワークが傷つきにくいという利点があります。
職業訓練校にあるのは、横型マシニングセンタです。
NCフライス盤とマシニングセンタの違いは?
NC旋盤はNC旋盤なのに、フライス盤のNC機はマシニングセンタ?
じつはそうではありません。
マシニングセンタは、NCフライス盤にATCがついたものをいいます。
ATCは自動で工具を交換してくれる装置です。
汎用フライス盤では手で工具を取り替えますよね?
それを
T01M6
なんてコードひとつでやってくれるんです。
詳しくは、上の画像をご覧くださいね!
これが職業訓練校のマシニングセンタの中身だ!
職業訓練で写真を撮ってきました。
職業訓練で使っているということはメジャーな機種ということなので、それを扱えるということは転職にも有利になります。
、外観がこちら。
これが中。右に見えるのが主軸です。
主軸に工具をセットします。
操作盤です。思ったよりボタンが少なくて安心しました笑
背面に回ったところにある工具マガジンです。
職業訓練校のマシニングセンタでは、40個もの工具をセットすることができます。
このマガジンから、必要な工具を呼び出してATCにより主軸にセットします。
追記:今私が職場で担当しているマシニングセンタのATCは工具数24です。約30年前の大変古い機械なので少ないのだと思うのですが、40あるのは羨ましいです。
コメント