フライス盤での勾配荒加工の方法。Y軸クランプは忘れずに。

フライス盤での勾配荒加工の方法はこちら

勾配けがきの板書

バイスを傾けてから勾配荒加工を行ってもよいのですが、今回は材料を二つ加工するため、荒加工はバイスの傾けなしで行います。

目印にケガキ線を引いてから加工します。

この製品を作っています

勾配部品の図面勾配部品の図面2

コレです。練習用部品ですね。

まずは溝加工を仕上げる

記事タイトルの関係で、初めに勾配荒加工の方法を書きましたが、

今日は溝加工の仕上げから始めたので、そこから書いていきます。

デプスマイクロメータで溝の測定

削りしろ0.2mm残してマイクロメータで測定。

写真はz軸方向を、デプスマイクロメータで測定しています。

溝仕上げ加工

切削中・・・

溝仕上げ加工完成!

完成!溝はちゃんとすべて公差範囲内に収まりました!

合わせるとぴったり。

溝と段をあわせてみてもぴったり♪

・・・目視では笑

じつは段の方の部品がz軸方向に1/100mmほど削りすぎているのです。

勾配加工の準備。まずはケガキ!

ハイトゲージ

段、溝のパーツと同様に、直線部分はハイトゲージでけがきます。

スケールとけがき針

勾配部分はハイトゲージではけがけないので、ハイトゲージでしるしをつけてからスケールとケガキ針でけがき。

こうしてけがきかんりょうしました!

勾配の荒加工・バイスを傾けずに荒加工しました。

勾配荒加工した材料

今回作る勾配は1:6の勾配です。縦に1mm進んだら、横に6mm進む勾配ですね。

今回は荒削りをバイスを傾けずに行うので、X軸ハンドルを6mm動かして、Y軸ハンドルを1mm動かす・・・というのを繰り返して勾配を加工しました。

勾配の反対側の段加工でY軸クランプを忘れて、少し外側にズレてしまったのは内緒です。(仕上げで直せるので仕上がりは問題ありません。)

このとき、けがき線の内側に切り込まないように注意!

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