栓ゲージが入らない・・・
しっかり公差に寸法を合わせ、栓ゲージを入れると・・・入らない!?
NC旋盤オペレータなら誰もが経験をもっているであろう「ひずみ」の解決方法です。
ひずみそうな穴をつかまないようにに加工する
上のようなワークだったら、どのように加工しますか?
右側をつかむと、一瞬でひずんでしまいそうな形状ですね。
通常、ひずみが想定される場合は、ひずまない側を先に加工します。
上の例で言うと、1工程目に左側、2工程目に右側を加工することで、右側をつかむことなく加工することができますね。
基本中の基本です。
入れ子を使う
では、上のようなワークはどうやって加工しましょう?
どちらをつかんでもひずみが出てしまいそうです。
このような場合は、入れ子を使います。
例えば、穴がφ30であれば、φ29.97ほどの入れ子を用意し、それを入れ込んでからつかみます。
このとき、入れ子が小さすぎるとひずみがおきてしまうので、注意しましょう。
目安としては、入れ子の径と穴径の差が0.05以内であれば、ほぼひずむことはないでしょう。
しかし、ひずみそうになる毎回毎回入れ子を作っていては時間のロスが大きいですね。
そこで、
コメント