倍速再生じゃありません
こちらの動画、ご覧いただけましたでしょうか。被削材はS50Cです。アルミじゃありません。もちろん倍速再生でもありません。
ものすごい性能のエンドミルですよね。
これだけの性能を持ったエンドミルですが、おそらくあなたがいつも使っているものより安いです。
変則芯厚、不等リード。垂直穴あけも可能な高性能エンドミル。
使われているのはインプラス社の「FUZINE」(フウジン)シリーズ。とにかくコスパが良いため当サイトで一番推しているエンドミルです。
高精度なのはもちろんのこと、根もとに近づくほど溝が浅くなる変則芯厚で剛性を高めた上、不等リード採用でびびりにくく、ドリルのように垂直の穴あけも可能な高性能エンドミルです。
さらに、動画のような高速切削ができていることからも分かる通り、その「Ocean Blueコーティング」の性能も十分に高く、耐熱性・耐摩耗性についても国産メーカーと同等以上と感じています。
コーティングは3種類から選べる
「FUZINE」シリーズや、同3D刃長の「RYZINE」シリーズは、コーティングを3種類から選ぶことができます。
3種のラインナップは、リーズナブルな”ALCRONA”、SUS304など難削材対応の”HIBRID”、耐熱性・耐摩耗性を極限まで高めた”Ocean Blue”。
当サイトのおすすめNo.1は耐溶着性・潤滑性が高く、性能に対しての価格が安価なHIBRIDコーティングです。 このコーティングであればSUS304でも難なく削れてしまいます。
こちらにSUS304のテストカット動画もあります。使われているのは3D刃長のRYZINEです。
価格が気になった方はこちらのバナーからインプラス社のカタログをご覧ください!きっとその安さに驚くと思います。
ラフィングエンドミル「LYUZINE」
次にご紹介するのがラフィングエンドミルのLYUZINE(リュウジン)です。
YouTube動画を見ていただければわかりますが、φ10のLYUZINEエンドミルを使い、S50Cを切込み20mm・F500で全く問題なく切削できています。
さらに、断続切削においても切り込み10mmF1500で一切問題なく加工できています。
ラフィングエンドミルのラインナップは3種類
インプラス社のラフィングエンドミル「LYUZINE」は、「FUZINE」と同じように変則芯厚・不等リードを採用しており、垂直に加工するドリル切削も可能です。
そしてコーティングも耐熱性能の高いOcean Blueを使用しています。
他にもラフィングエンドミルはファインピッチのものを2種類揃えていますが、特に理由がなければOcean BlueコーティングのLYUZINEを試してみると良いでしょう。
「FUZINE」「LYUZINE」以外にも多様なエンドミルが揃っています!
3D刃長の「RYZINE」
3D刃長の「RYZINE」(ライジン)も、FUZINEと同様に3種類のコーティングがラインナップされています!
こちらの加工動画もスゴいです!刃長が長い分防振性能の高さが際立ちます。
4D,5Dの「FUZINE LONG」
FUZINEの高い性能をそのままに、刃長を4D,5Dにしたものです。
スリムシャンクの「FUZINE SLIM」「RYZINE SLIM」
スリムシャンクモデルのエンドミル。画像はFUZINE SLIM。さらにシャンクが長いRYZINE SLIMもあります。
ロングネックタイプの「RYZINE LONGNECK」
RYZINEのロングネックモデル。首下は5Dです。刃長は1.5Dのタイプと3Dのタイプがあります。
ほかにも多様なエンドミルがラインナップされています!
本記事ではご紹介しきれませんでしたが、他にも以下のようなエンドミルがラインナップされています。
- 弱ネジレタイプ・強ネジレタイプのエンドミル
- 2枚刃エンドミル
- ボールエンドミル
いずれもご紹介したものと同様に防振性能が高く、コストパフォーマンスが高いものばかりです。
旋盤用超硬ボーリングバーも高コスパ!
インプラス社の工具には、エンドミル以外にもおすすめのラインナップがあります。
その一つが旋盤用の超硬ボーリングバー。
超硬ボーリングバーはびびりにくく大変便利な反面、かなり高価な工具ですよね。それでいてトラブルにより壊れやすいです。
インプラスの超硬ボーリングバーはVカットロウ付けを採用しており国内メーカーのものと同等以上の性能があるにもかかわらず、かなり安い値段になっており買い替えコストも抑えることができます。
スローアウェイエンドミルもおすすめ
国内メーカーのものよりも安価で、高品質なスローアウェイ式エンドミル(フライスカッター)が販売されています。
加工動画を見ていただけると、十分な高い性能であることがわかるかと思います。
こちらもカタログに金額が掲載されています!
追加動画:BT30でも5mmの切り込みで溝加工!?
下の動画をご覧ください。剛性面で不安のあるBT30番でも、S50Cをフェイスミルで5mmというかなり負荷のかかる加工が実現できています。
私も普段は2mm程度の切り込みですし、BT30には剛性面での不安もあり動画のような条件は使いませんので、大変楽しく見ることができました。
スローアウェイエンドミルで切り込み5mmの溝加工も問題なく加工できていたことにも驚きました。工具性能の高さがうかがえますね。
そして最後はエンドミル(FUZINE)での加工。私が普段仕上げで使っているような条件で1D切り込みの溝加工を行っています。こんなことをしたら折れてしまうイメージしかわきませんが、問題なく加工できています。
全体的に、工具性能があってこそ可能な非常に良いテスト動画になっています。ぜひご覧ください!
他にはこんな工具が揃っています!
ご紹介したものの他にも正面フライスやタップ除去用ドリル、リーディングドリル、超硬ドリルなど、高コスパな工具を販売しています。
エンドミルと同様に、カタログに金額が掲載されていますのでぜひご覧ください!