
倍速再生じゃありません
こちらの動画、ご覧いただけましたでしょうか。
MECTで出会った海外製工具を扱う工具商社、インプラスのエンドミルを使った加工動画です。
被削材はS50Cです。アルミじゃありません。もちろん倍速再生でもありません。
そしてこのテスト加工動画のさらにすごいところが、インプラス社自身で行った加工ではなく、工具の納入先の会社で行っているというところです。
一般的な工具メーカーのテスト加工動画は、最適な機械を選び、工具がより高性能に見えるような考え抜かれた切削条件・クランプで加工されるのが通常です。
一般の町工場でぶっつけで行っているテスト加工でこれだけの性能が出せているのは驚きですね。
MECT2021でブースに訪問したのがきっかけ
インプラスさんを知ったのはMECT2021がきっかけ。
たまたまブースに訪問したところ上の加工動画を紹介してもらい、それがきっかけで現在記事を書いています。
社長もお人柄がよくとても楽しい時間を過ごさせていただきました!
こういった大規模な展示会では魅力的な会社や商品に触れることができ、機械加工好きにはたまりませんね。
変則芯厚、不等リード。垂直穴あけも可能な高性能エンドミル。
動画で使われているのはインプラス社の「FUZINE」シリーズ。とにかくコスパが高いため、現状ではキカイネットおすすめNo.1のエンドミルです。
高精度なのはもちろんのこと、根もとに近づくほど溝が浅くなる変則芯厚で剛性を高めた上、不等リード採用でびびりにくく、ドリルのように垂直の穴あけも可能な高性能エンドミルです。
さらにそのコーティングに耐熱性・耐摩耗性の高い「Ocean Blueコーティング」を施しているのが動画に使われているモデルです。
コーティングは3種類から選べる
「FUZINE」シリーズや、同3D刃長の「RYZINE」シリーズは、コーティングを3種類から選ぶことができます。
3種のラインナップは、リーズナブルな”ALCRONA”、SUS304など難削材対応の”HIBRID”、耐熱性・耐摩耗性を極限まで高めた”Ocean Blue”。
一番コスパが高いのは、耐溶着性・潤滑性が高く、難削材対応のHIBRIDコーティングです。 このコーティングであればSUS304でも難なく削れてしまいます。それでいて安いので、いいとこ取りのコーティングですね。
インプラスは、カタログに金額が記載されているのも特徴のひとつです。
こちらの公式ホームページでカタログも公開されていますので、興味のある方はご覧ください(^^
3D刃長の「RYZINE」を始めとした多様なエンドミルラインナップ

インプラス社では、3D刃長の「RYZINE」、5D刃長の「FUZINE LONG」、ラフィングの「LYUZINE」など他にも高コスパなエンドミルが多数販売されています!
旋盤用超硬ボーリングバーも高コスパ!

エンドミルの他にもおすすめのラインナップがあります。
その一つが旋盤用の超硬ボーリングバー。
超硬ボーリングバーはびびりにくく大変便利な反面、かなり高価な工具ですよね。それでいてトラブルにより壊れやすいです。
インプラスの超硬ボーリングバーはVカットロウ付けを採用しており国内メーカーのものと同等以上の性能があるにもかかわらず、かなり安い値段になっており買い替えコストも抑えることができます。
他にもフライスカッターやタップ除去用ドリルなど、高コスパな工具を販売しています。
エンドミルと同様に、カタログに金額が掲載されていますのでぜひご覧ください!
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