玉掛け技能講習を受けた多くの人にとって、合格は当然のように語られるもの。でも現実には、「落ちた人」たちの声も確かに存在します。WEBやSNSを見渡すと、学科試験に落ちた、質量目測でつまずいた…そんなリアルな叫びや後悔、悔しさが溢れています。
この記事では、そんな“落ちた側”の体験談を掘り下げ、彼らが何を思い、どう乗り越えようとしているのかを紹介します。試験に落ちてしまったあなたにとって、「自分だけじゃない」と思える共感と再挑戦のヒントが、きっと見つかるはずです。
SNSにあふれる「落ちた人」の叫び｜共感と体験談まとめ
SNSや掲示板をのぞけば、
「学科試験で落ちた」「質量目測ミスで終わった」「あかん◯にたい」――。
そんな悲痛な叫びが次々と投稿されています。
本項では、玉掛け技能講習で“落ちた人”たちのリアルな声を集めました。
「自分で自分が許せない」
玉掛けの学科試験に落ちました… ほんと情けないです。 授業もちゃんと聞いてたし、居眠りしてないですし真面目にやってこの様… ほんと情けないです。 会社の上司も笑って許してましたが、自分 で自分が許せないです。 ほんと情けない… 居眠りしてた人も合格してたし、授業中携帯いじってた人も合格してたのに、そんな奴らに負けたのがほんと悔しい。 合格率97%の資格ですよ。自分の絶望的までの無能さが悔しい…。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10133905715
投票で選ばれたベストアンサーがこちら・・・。励ましの言葉もなく、投稿したことでより傷がえぐられる結果に・・・。
ヘー信じられない。補講はなかったのですか？学科が合格点に至らなかった人は補講を受けて合格するように指導します。貴方が補講の受講を拒否すれば別です。だから一般的な考えでは100％合格ですよ。実技も受けずに終わったのですか？算数が苦手で計算が全くダメ？それでも合格するようにするのですが？信じられない程悪かったのでしょうね。文字が読めないとか？信じられない
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10133905715
一回落ちただけで「人間じゃねえ」
玉掛け補講終わった。 ぜってえ辞めてやるわ。 何が一回落ちただけで人間じゃねえじゃクソ工場長が3回目確定なってる人もいたわ。
https://x.com/katuhirom01/status/1809864713347690789
一度技能講習に落ちて、補講で資格取得した方の投稿。
補講で取得できるにもかかわらず、落ちた部下に対して「人間じゃねぇ」はさすがにパワハラですね。
「3~4人落ちてたっす」
Xにて「3~4人落ちてたっす」のリプ・・・。
私が受講した時は落ちた人はゼロでした。
学科の合否は実技が終わるまでわかりませんし、実技は約20人ずつですので、3〜4人というのはかなり落ちたほうかと思います・・・。
「学科試験落ちた人・・・存在していたの・・・」
玉掛け学科試験落ちた人…
存在していたの…https://x.com/vincelina/status/1643054626395262977
おそらく玉掛けの学科で落ちた人を目の当たりにし、驚きのあまり投稿してしまったのでしょう。
そこに「わいの同期（20人）にも1人おったで…」のリプ。
学科試験に落ちる人も一定数存在するようです。
「玉掛けに落ちた、資格、落ちた・・・」
前、鉄筋工の学校に通い、鉄筋工になるため、学校に通い、やるの遅かった、組み上げるの、のろい、遅い、でも、変なとこ、上手かった、褒められた、でも、遅い、人に2倍しなきゃいけない、玉掛けに落ちた、資格、落ちた、そしたら、どこも、雇わない、いわれた、落ちるかな、玉掛け、資格なし、
https://x.com/cGdCyl7RAo5082/status/1970034648676958288
落ちたショックゆえか、日本語がおかしなことになっています。
合格率の高い玉掛け資格に落ちることがどういうことか、現実を突きつけられるような投稿です。
「あかん◯にたい」
今の会社全員誰1人落ちた事ない玉掛けに この度、僕の友達が落ちたので お祝いしてきます(?) 最後に来てたLINEが「あかん死にたい」でしたww 伝説過ぎて草
https://x.com/g_t_o_m/status/1622905542204329991
会社で誰一人落ちたことがない中の不合格。「◯にたい」と言ってしまう気持ちも察してしまいます・・・。
マジで奇跡起こしよったww 話聞いてたら前から2番目で寝ずに話聞いてたらしいwwww
https://x.com/g_t_o_m/status/1622905542204329991
マジでやばいってwww 今回32人受けてその子合わせて2人落ちたらしいww
https://x.com/g_t_o_m/status/1622905542204329991
寝ずに話聞いていても落ちるというのはなかなか考えにくいですが、マークミスでしょうか。。。
いずれにせよ会社で「伝説」と言われ、相当恥をかいたようです。
「玉掛けの学科落ちて◯ぬ」
玉掛けの学科落ちて死ぬWWWW しかも高校生とかおるのに落ちたのみれい1人だけ補習と追試なの死ぬ
https://x.com/o0mxrxi0o/status/1953378366163230840
「みれい」はおそらく投稿主の名前ですね。
補修と追試で助かるようです。しかし一人だけ落ちて精神的ダメージは大きい様子・・・。
「学科試験多分落ちた」
玉掛けの講習中に描いた作品だけど。こいつらに夢中になってたら。試験全く出来なくて。学科試験多分落ちた
明日の結果発表が怖すぎる。
https://x.com/Kan_Taba0708/status/1551929761303347200
「多分落ちた」との投稿。不安になるくらいならちゃんと聞けばよかったのに・・・。
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玉掛け技能講習で落ちる理由とは？｜学科試験・質量目測の落とし穴
「玉掛けなんて、誰でも受かるでしょ」と言われがちですが、実際には不合格になる人は確かに存在します。SNSにも「落ちた」「あかん…◯にたい」といった切実な声があふれており、試験の難しさを物語っています。
ではなぜ落ちるのか？
ここでは、玉掛け技能講習における学科試験や質量目測の特徴、落ちやすいポイントを解説していきます。
合格率は？本当に落ちるの？
厚生労働省によると、玉掛け技能講習の合格率は約98%前後とされています。つまり、50人に1人は不合格になるという現実があります。
この数字だけ見ると「そんなに難しくない」と思うかもしれませんが、これはあくまで全国平均。会場や講師、問題の出題傾向によってバラつきがあるのが実情です。
また、「学科で落ちる人はほとんどいない」という話も耳にしますが、SNSを見れば学科試験でつまずいたという声も少なくありません。現実には、「うっかり」「勉強不足」「問題のクセ」によって落ちる人もいるのです。
そして、落ちる理由として一番多いのが、遅刻、欠席かと思います。これは私が受験した際に教官からも説明があったことです。事実、寝坊してしまうと一発アウトになってしまいます・・・。
学科試験の特徴｜選択肢が紛らわしい、計算問題もある
玉掛けの学科試験は基本的に選択式ですが、引っかけ問題や曖昧な選択肢が出題されることがあります。
とはいえ、その内容はすべて教官が教えてくれるはずです。
実際の問題も含めてこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
質量目測の難しさ｜数値感覚と経験が問われる
技能講習の実技では、「この荷の質量は何kgか」を目測で答える場面があります。
この“質量目測”が、思った以上に難しいと感じる受講者は多いです。
なぜなら、
- 材質によって質量が変わる（鉄・アルミ・コンクリなど）
- 見た目の大きさだけでは判断できない
- 比重や体積の知識が曖昧
といった理由から、きちんと教官の話を聞いていないと対応できないからです。
とはいえ、こちらも理解してしまえば全く難しくない小学生レベルの内容です。
質量目測の対策も上記記事内で掲載していますので、是非参考にご覧ください。
講習会場ごとにばらつく難易度
玉掛け技能講習は、全国のクレーン協会等が実施しており、会場ごとに試験問題や実技の難易度が異なります。
- 学科試験での出題傾向（引っかけ問題が多い／少ない）
- 実技でのチェック項目や減点基準
- 講師の教え方や補足の丁寧さ
- グループ講習の雰囲気や緊張感
このように、どこで受けるかによって体感難易度が大きく変わるため、「○○の会場は厳しい」「□□は優しい」などの口コミが飛び交うのも納得です。
特に重要なのが、落ちた人に対する救済措置（補講）の有無。私が受験した会場では、教官からはそういった救済措置の情報は一切ありませんでした。これも受験地によってまちまちの可能性があります。
一発合格を狙うのであれば、過去に受講した人の評判や口コミを調べて会場選びをするのも対策の一つですが、個人的にはそこまでする必要性はないと思います。
まとめ：落ちるリスクは低いが、落ちたら大恥！覚悟を持って臨もう
玉掛け技能講習は「受ければ受かる」と言われるほど合格率の高い資格ですが、油断すると普通に落ちます。SNSや知恵袋には「玉掛けで落ちた」「学科試験でやらかした」「質量目測で全滅した」といった投稿がいくつも見られます。
つまり、「誰でも受かる資格」ではなく、最低限の理解と集中力がないと落ちる試験なのです。
とくに厄介なのは、「合格率が高い＝落ちたら恥ずかしい」という社会的な空気。
現場や会社では「玉掛けで落ちた」と聞くだけで、からかわれたり、陰で話題にされたりすることもあります。実際、SNSでも「会社で一人だけ落ちた」「◯にたい」といった強烈な自己否定の投稿が後を絶ちません。
しかし、落ちたからといって終わりではありません。
補講や追試でリカバリーできる場合もありますし、1回の不合格は「運が悪かった」「マークミスだった」程度のことも多いです。重要なのは、恥ずかしさに耐えてもう一度受ける覚悟を持つことです。
そして、これから受ける人に伝えたいのは、
「落ちるリスクをゼロにするための準備を怠らない」こと。
- 教官の説明を寝ずにしっかり聞く
- 時間は絶対に守る（遅刻＝一発アウト）
- 質量目測のやり方を身に着けてから実技試験に臨む
この3つを徹底するだけで、落ちる確率はほぼゼロに近づきます。
玉掛け技能講習での不合格は“恥”ではなく、“教訓”ともいえます。
失敗を笑う人もいるかもしれませんが、落ちた経験こそが、あなたの現場力を磨く糧になります。
ぜひ、堂々と胸を張って再挑戦してください。
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