JIMTOF(ジムトフ)2026 徹底解説!~見どころ・出展企業・会場マップ・ノベルティ攻略法~

普段から現場でNC旋盤を中心に切削加工を行っている私にとっても、2年に一度のJIMTOF(ジムトフ)は絶対に外せない一大イベントです。

最新の工作機械や自動化システム、切削工具の進化を間近で体感できる貴重な機会であり、現場の加工改善や設備投資のヒントが詰まっています。

まずは、来場前に必ず押さえておきたいJIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)の開催概要や基礎知識をわかりやすく解説します。

  1. JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)の開催概要と基礎知識
    1. JIMTOFの読み方・意味・開催周期(何年に一回?)
    2. 開催規模と来場者数・主催者は?
    3. 会期・時間・会場アクセス(東京ビッグサイト)
    4. チケット入場料・事前登録・招待券・一般参加について
    5. 今回は規模が縮小されて開催!
  2. 【会場マップ解説】混雑を避けて効率よくブースを回るコツ
    1. 東・西・南展示棟のブースマップとエリアごとの特徴
    2. 混雑回避とタイムスケジュール作成の現場アドバイス
    3. 技術セミナーや出展者イベントの活用法
  3. JIMTOF2026の見どころ&注目出展企業(大手〜工具メーカー)
    1. 今回の出展企業数と注目される技術トレンド
    2. 注目の大手・工作機械メーカー(ヤマザキマザック・オークマ・DMG森・マキノ等)
    3. 現場必見の工具・システムメーカー(タンガロイ・京セラ・HORN・インプラス・日本ツクリダス等)
      1. タンガロイ
      2. HORN(ホーン)
      3. インプラス
      4. 日本ツクリダス
  4. SNSフォローやブース巡りでノベルティをゲット!
    1. 過去にもらえた豪華粗品・ノベルティ実績リスト
    2. 効率よくノベルティを集めるための事前準備
  5. 出展検討企業向け情報&まとめ(事務局・出展料・マニュアル)
    1. 出展料・出展者マニュアル・事務局お問合せ先
    2. まとめ:JIMTOF2026の最新技術を現場の生産性向上に活かそう

JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)の開催概要と基礎知識

JIMTOFの読み方・意味・開催周期(何年に一回?)

JIMTOFは「ジムトフ」と読みます。

正式名称は「日本国際工作機械見本市(Japan International Machine Tool Fair)」で、世界4大工作機械見本市の一つに数えられる世界最大級の製造業イベントです。

開催周期は「2年に一回」(西暦の偶数年)となっており、日本国内だけでなく世界中から最新の工作機械、CAD/CAM、切削工具、周辺機器が一堂に会します。

開催規模と来場者数・主催者は?

JIMTOFの主催は、一般社団法人日本工作機械工業会および株式会社東京ビッグサイトです。

前回のJIMTOF2024では、コロナ禍の制限が完全に全面解除されたこともあり、国内外から約12万9千人の来場者が訪れ、大盛況となりました。今回のJIMTOF2026でも同等以上の規模の来場が予想されます。

なお、JIMTOFは2年周期で開催されるため、2027年の開催はありません。今回の次となる次回開催は2028年(JIMTOF2028)の予定となりますので、2年に一度のこの機会を逃さないようにしましょう。

会期・時間・会場アクセス(東京ビッグサイト)

JIMTOF2026の会期および会場の基本情報は以下の通りです。

  • 会期:2026年10月26日(月)〜 10月31日(土)[6日間]
  • 開場時間:10:00〜17:00(※最終日は16:00まで)
  • 会場:東京ビッグサイト(東・西・南展示棟)
  • 所在地:東京都江東区有明3-11-1
  • アクセス
    • ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」より徒歩約3分
    • りんかい線「国際展示場駅」より徒歩約7分

ポイントは開場時間が10時という点!前回は東展示棟は9時開場でしたが、今回は一律で10時開場になりました。

※会期中は朝の通勤ラッシュやゆりかもめ・りんかい線の混雑が非常に激しくなります。現場での見学時間をしっかり確保するためにも、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。

詳細や正確な情報は公式ホームページをご覧ください!

JIMTOF2026 第33回日本国際工作機械見本市
JIMTOF2026 第33回日本国際工作機械見本市, 工作機械およびその関連機器等の内外商取引の促進ならびに国際間の技術の交流をはかり、もって産業の発展と貿易の振興に寄与することを目的とする。2026年10月26日(月)~10月31日(土…

チケット入場料・事前登録・招待券・一般参加について

JIMTOF2026は一般参加が可能な展示会ですが、入場にはチケット(入場登録)が必要です。

  • 入場料(当日券):3,000円(税込)
  • 事前登録価格:1,000円(税込)
  • 招待券をお持ちの方:無料(※事前登録は必須)
  • 学生:無料(※事前登録必須)

公式サイトからの事前登録を行っておくことで、入場料が1,000円に割引されるうえ、当日の受付混雑を回避できます。

また、取引のある工作機械商社や工具販売店、メーカーから招待券をもらえれば無料で入場できますので、つながりのある担当営業さんに事前に声をかけておくのが賢い方法です。

今回は規模が縮小されて開催!

今回のジムトフは、例年より規模が縮小されて開催されます。

総展示面積:東京ビッグサイトの一部(東4〜6ホール等)が使用できないため、前回(JIMTOF2024)から約21.7%縮小しています。
出展社数:前回(1,268社)から約25.6%減少し、944社での開催となります。

一部が使用できない理由は、東京ビッグサイトで進められている大規模改修工事のスケジュールに重なっているためです。

東京ビッグサイトは2023年末からエリアを区切って順次リニューアル工事を行っており、2026年4月〜12月末までの期間は「東展示棟の4〜6ホール」が休館(クローズ)する対象となっています。

【会場マップ解説】混雑を避けて効率よくブースを回るコツ

一度でも参加経験がある方は共感していただけると思いますが、東京ビッグサイトの広さはかなりのものです。無計画に歩き回ると、足腰が限界を迎えるだけで「見たい機械や工具を半分も見られなかった……」ということになりかねません。

ここでは限られた時間で最新技術をしっかりチェックするためのコツを解説します。

東・西・南展示棟のブースマップとエリアごとの特徴

JIMTOFは東京ビッグサイトの東・西・南展示棟をフルに活用して開催されます。各エリア(ホール)ごとに展示ジャンルが大きく分かれているのが特徴です。

  • 東展示棟(東1〜8ホール):主に工作機械(NC旋盤、マシニングセンタ、複合加工機など)や大型機械本体の展示エリア。ヤマザキマザックやオークマ、DMG森精機などの大規模ブースが並び、会期中最も混雑するメインエリアです。しかし今回はビックサイトの大規模改修工事と重なり、東4〜6ホールは使えません。
  • 西展示棟(西1〜4ホール):主に切削工具(チップ、エンドミル、タップなど)、保持具(チャック、ホルダー)、測定機器の展示エリア。工具の刃型やコーティング、治具の工夫など現場の加工改善に直結する展示が多いです。
  • 南展示棟(南1〜4ホール):CAD/CAM、生産管理システム、積層造形(3Dプリンター)、周辺機器などの展示エリア。DXや工場自動化のソリューションが集結しています。

大まかな配置を頭に入れておくことで、現地での無駄な往復を減らすことができます。

混雑回避とタイムスケジュール作成の現場アドバイス

過去の傾向として、開場直後は最も話題性の高い「東展示棟(工作機械)」に一気に人が集中します。特に人気メーカーのデモ加工周辺は人垣で機械すら見えない状態になることも珍しくありません。

そこでおすすめなのが、「朝イチに西・南展示棟から回る」というルートです。

  • おすすめ巡回パターン
    1. 朝イチ(10:00〜)比較的人が少ない西展示棟(工具・治具)や南展示棟(システム)をスムーズに見学
    2. 昼前〜午後、人波が少し落ち着いたタイミング東展示棟(工作機械)へ移動

特に「目的の工具メーカーやシステムがある」という場合は、混雑する前にじっくりスタッフに質問できる朝一番の西・南ルートが非常に効果的です。

技術セミナーや出展者イベントの活用法

JIMTOFでは展示だけでなく、業界のトップランナーや研究機関による専門的な技術セミナーや企画展示も開催されています。

最新の切削理論、GX(脱炭素)に対応した加工技術、AIを活用した自動化の動向など、時代の流れに合わせたノウハウが詰まっています。

人気のセミナーの中には人気のため事前予約枠がすぐに埋まるものがあるため、公式サイトでプログラムが発表されたら即座に予約を入れておきましょう。セミナーの時間を軸にして1日の巡回スケジュールを組み立てるのがポイントです。

JIMTOF2026の見どころ&注目出展企業(大手〜工具メーカー)

JIMTOF2026の最大の魅力は、なんといっても世界最高峰の工作機械と最新の切削技術が一堂に会する点です。

「自社の加工時間を短縮したい」「自動化を進めて夜間無人運転を行いたい」「びびりや工具寿命の課題を解決したい」といった現場の悩みを解決してくれる、注目の出展企業と見どころを現場目線でピックアップしました。

今回の出展企業数と注目される技術トレンド

今回のJIMTOF2026は、昨年から規模が縮小されているとはいえ出展企業数は1000社近くになり、非常に大きなスケールで開催されます。

現場の加工技術者として特に注目すべきトレンドは以下の3点です。

  1. ロボット内蔵・協働ロボットによる自動化(省人化) 単に機械の横にロボットを置くのではなく、機内や装置内にビルトインされた省スペースな自動ワーク交換システム。
  2. 5軸加工機・複合加工機による工程集約 旋盤加工とマシニング加工を1台で完結させ、段取り替えの回数を減らし、圧倒的なリードタイム短縮を実現する技術。
  3. デジタルツイン・AIを活用した機内計測・加工モニタリング(DX) 加工中のびびりを自動検知して切削条件をリアルタイム補正したり、刃物の摩耗を自動判定する機能。

注目の大手・工作機械メーカー(ヤマザキマザック・オークマ・DMG森・マキノ等)

工作機械のメガメーカー各社は、JIMTOFに合わせて主力機や新開発のフラッグシップ機を出品してきます。通常はなかなか実物を見られない高級機を間近で観察できる絶好のチャンスです。

  • ヤマザキマザック 複合加工機「INTEGREX」シリーズやCNC装置「MAZATROL」の最新機能を展示。AIを活用した加工ナビゲーションや、多品種少量生産に向けた柔軟な自動化技術は必見です。
出展:ヤマザキマザック様 https://www.mazak.com/jp-ja/
  • オークマ 自社開発のCNC(OSP)と強力な機械剛性が強みのオークマ。「MULTUS」シリーズをはじめとする複合加工機にロボットをビルトインしたシステムなど、高精度加工と自動化を両立した実機デモは圧巻です。
出展:オークマ様 https://www.okuma.co.jp/product/multus_u/
  • DMG森精機 例年一番大きなブースを展開しています。JIMTOFに参加したら必ず立ち寄るべきブースです!5軸加工機や複合加工機、そして自動化ソリューション「MATRIS」などを展開。グリーン加工(GX)に配慮した省エネ制御技術や、高度なデジタル連携機能も見逃せません。

現場必見の工具・システムメーカー(タンガロイ・京セラ・HORN・インプラス・日本ツクリダス等)

機械本体だけでなく、日々の加工精度やコストを左右する「切削工具」や「生産管理システム」のブースも外せません。

ご紹介したいブースは数え切れないほどありますが、特におすすめの、当サイトキカイネットから商品やサービスをご紹介させていただいている会社様のブースをご紹介します!

タンガロイ

日本を代表する切削工具メーカーのひとつ。最新の旋削用インサート(チップ)や、高送りカッタ、耐熱合金加工用の最新コーティングなど、最先端の工具が目白押しです。切削加工のコミュニティ「キリコミ」では、当サイト管理人である私「旋盤工のTAK」が専門家の部屋の一員として参加しています。

前回はなんと無料で刃物を持ち帰って試すことができる施策が行われており、加工に携わる方は必ず立ち寄るべきブースです。 ちなみに私の勤務先では、前回のJIMTOFで高送りカッタを試させていただきました。

HORN(ホーン)

溝入れ加工に特化したドイツの高品質工具メーカー。高剛性でびびりにくく、国内メーカーにはない豊富なラインナップを揃えており、溝入れ加工に悩んでいるなら必ず立ち寄りたいブースです。

特におすすめなのが多種多様な溝入れ工具と、「スーパーミニ」および「ミニ」シリーズ。

これらの選択肢を知っておくと、普段使っている刃物では加工できないような、特殊な加工の際に役に立つときがくるはずです。

HORNの工具についてはこれまで多くの記事にしていますので、気になる方はご参考にご覧ください!

【HORN特集記事】
過去の展示会でのスーパーミニの展示。一本一本がすべてスーパーミニのインサート。

インプラス

高コスパで現場から絶大な支持を得ているエンドミルメーカー。不等リードや変則芯厚を採用した高剛性設計と耐熱コーティング(Ocean Blueコーティング等)により、驚異的な高速・高能率加工を実現しています。

日本ツクリダス

町工場が自ら開発した生産管理システム「エムネットくらうど」を展開。工程管理・納期管理・日報収集など、現場視点で「町工場に必要な機能」だけに絞った、扱いやすく非常に役に立つシステムを実機で体験できます。

日本ツクリダスのブース。過去のJIMTOFにて。
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SNSフォローやブース巡りでノベルティをゲット!

JIMTOFの隠れた大きな楽しみであり、来場者の満足度を跳ね上げているのが、各出展企業から配られる「ノベルティ」です。

単なるボールペンにとどまらず、現場で実際に使える実用的なツールや豪華なノベルティが用意されているため、事前に情報をチェックして効率よくブースを巡りましょう。

過去にもらえた豪華粗品・ノベルティ実績リスト

過去のJIMTOFにおいて、実際にブース巡りやアンケート回答、キャンペーン参加などでもらうことができたノベルティの例をご紹介します。

  • 金券・電子マネー類:QUOカード、Amazonギフト券コード
  • 実用ツール・計測器:ルーペ兼LEDライト、精密ノギス風キーホルダー、ハンドクリーム、切削油サンプル、150mmスケール
  • モバイル・デジタルグッズ:ワイヤレス充電器、モバイルバッテリー、USBメモリ
  • 日用品・身のまわり品:タオル、ハンカチ、シューズケース、雨合羽、キャップ(帽子)
  • ステーショナリー:高級ボールペン、ノート、メモ帳、クリアファイル、付箋、マグネット
  • お菓子・ドリンク類:ペットボトル飲料(いろはす等)、レッドブル、ご当地お菓子、チュッパチャプス、うまい棒
  • その他:子ども用おもちゃ、貯金箱、オリジナルシール

製造業の展示会らしく、スケールや切削油サンプルといった現場仕事に役立つノベルティから、家庭に持ち帰って喜ばれるお菓子や子ども用のおもちゃまで、非常にバラエティ豊かです。

効率よくノベルティを集めるための事前準備

人気のノベルティや数量限定の豪華なプレゼントは、後半には配布終了となってしまうケースも珍しくありません。狙った粗品を確実にゲットするためのコツは以下の通りです。

  1. 各社の公式SNS(X・Instagram・LINEなど)を事前フォローしておく 「公式X(旧Twitter)をフォロー&リポストでノベルティプレゼント」「公式LINE登録で限定ノベルティ」といった企画が多いため、めぼしいものがあれば、あらかじめアカウントを作成・フォローしておくとスムーズです。

事前にSNSや特設サイトの情報をリサーチしておくことで、広い会場内を迷うことなく効率的にノベルティを回収することができます。

出展検討企業向け情報&まとめ(事務局・出展料・マニュアル)

JIMTOFは来場者として最新技術を学ぶ場であると同時に、自社の技術や製品を国内外へアピールする絶好のビジネスの場でもあります。

最後に、出展を検討・予定している企業向けの情報と、今回のJIMTOF2026を現場で100%活用するためのまとめをお伝えします。

出展料・出展者マニュアル・事務局お問合せ先

JIMTOFへの出展申込みは、 例年、開催前年の10月からになります。今回の出展申し込みはすでに締め切られていますが、JIMTOF2028へ向け、簡単な情報を掲載しておきます。

JIMTOFへの出展を検討している、または出展が決定している企業担当者様が押さえておくべき基本情報は以下の通りです。

  • 出展料(目安)
    • 主催団体会員:1小間(9㎡)あたり 約35万円〜40万円前後
    • 一般(非会員):1小間(9㎡)あたり 約45万円〜50万円前後 ※小間数(面積)や装飾・電気・エア等のインフラ工事費によって総額は変動します。
  • 出展者マニュアル: 出展申し込み完了後、出展者専用ポータルサイトより「出展者マニュアル」がダウンロード可能になります。ブースの設営・搬入出スケジュール、電気・給排水などの各種申請期限が厳格に定められているため、必ず事前にマニュアルの全項目を確認しておきましょう。
  • JIMTOF事務局お問合せ先
    • 主催:一般社団法人日本工作機械工業会 / 株式会社東京ビッグサイト
    • 運営事務局:JIMTOF事務局(株式会社東京ビッグサイト内)
    • 公式サイトhttps://www.jimtof.org/

出展準備や各種申請で不明点がある場合は、早めに事務局窓口へ問い合わせて確認することをおすすめします。

まとめ:JIMTOF2026の最新技術を現場の生産性向上に活かそう

2年に一度開催される製造業最大の祭典「JIMTOF2026」。

普段からNC旋盤などの現場で機械を動かしている私たちにとって、最新の工作機械やロボットによる自動化、高効率な切削工具、スマートな生産管理システムを直に体験できるこれ以上の機会はありません。

事前に「会場マップ」「注目の出展企業」「混雑を避けるルート」「ノベルティ情報」をしっかり頭に入れておくことで、当日の見学効率は劇的に上がります!

ぜひ当日は東京ビッグサイトに足を運び、最新の技術トレンド、そしておまけにノベルティをしっかり持ち帰って、現場の生産性向上や課題解決に役立てましょう!

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